災害に時にとっさに持ち出せるよう「SOTO GストーブST-320」を選びました!



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都市生活で停電や停ガス時に使えるのは、バッテリーとカセットガスボンべ

私はSOTO ST-320を使っています。100均で売っている携帯ウェットティッシュと比べてこんな感じ。縦横は撮影で使ってたアイフォン11と同じ大きさで、厚みはアイフォン11を3枚重ねた位です。

都市生活で停電、停ガスになり復旧を待つ時に煮炊きに使うエネルギー源は電気と携帯ガスボンベあたりだと思います。
東京はほとんど都市ガスだと思うのでプロパンガス使っていないのではないでしょうか。
ポータブルバッテリーなどがあればIHコンロなどが使えますし、カセットコンロがあればカセットガスボンベを用意していれば使うことができます。
携帯だけでいいならモバイルバッテリーという選択もあります。

ポータブルバッテリーの特徴

・普段使っているものがそのまま使える
・常に充電し続けなきゃいけない
・電気がなくなった時に発電はどうするか(停電時には充電できない)
・電気がなくなればみんな使えなくなる
・定期的なバッテリー交換がある
・大きく重いので動かすことになると大変
・比較的高価


カセットガスボンベの特徴

・コンロとガスがあれば使える
・基本的に壊れない
・ガスの在庫があれば充電する必要がない
・コンビニやスーパーなどどこでも売っている
・ガスが売り切れたら使えなくなる
・大きさはともかく軽いので持ち運ぶのは容易
・比較的安価


モバイルバッテリーの特徴

・コンパクトで軽量な製品が比較的多い
・大きさと容量は比例します
・コンビニから家電量販店まで幅広く売っている
・バッテリーがなくなったら他のバッテリーから充電するすることも可能
・モバイルだけあって持ち運びは容易
・比較的安価
・割り切ってしまえば堅実な選択肢だと思います

理想はミックスですが、いつ起こるかわからない災害に対してどこまで対策するか、そして何を割り切るのかを考えながら選びましょう

どれも一長一短。完璧なものなんてないのです。完璧を選びと大きく重くなり、都市生活者にとっては不利となると思います。都市生活者は完璧よりも割り切りを優先した方が良いと思います

正直どれも一長一短なので、ミックスで持つのが良いと思います。
ですが、いつ起こるかわからない災害に対してどこまで対策するか。
お金もそうですが、場所も取ります。
そのザジ加減が難しいですよね。

我が家では都市災害は軽量が一番という結論からポータブルバッテリーを諦め、モバイルバッテリーと携帯ガスボンベを選びました。

とにかくコンパクトで風防がついている「ソト GストーブST-320」は持ち運びに最適

都市生活者が持ち出すならこのあたり

逃げるなら徒歩になるでしょう。
その時、現実的に持っていけるのはリュック1つと手荷物1つ。
リュック1つに入るものを考えるとコンパクトであることは必要です。
そして多少の横風に強いモデルが良いと思います。
都市は隙間風が多く、どこからでも入っくるからです。

どこのご家庭にもある普通のガスコンロも持っていますが、持ち出し用に「SOTO GストーブST-320」を選びました。
これをリュックのサイドに忍ばせていて、キャンプでも大活躍しています。

理由①薄い

収納時はiPhoneを3台重ねた大きさ!
あとはボンベをどこに用意するかになりますが、お湯を沸かす程度と考えれば数本あれば良いと思います。
隙間に入れることができるのは助かります

理由②ボディが風防になります

ボディーとバーナーの蓋が風防になります

V字に開くのですが、これが風防代わりになります。
横風に強いとは言えませんが、多少なら防いでくれます。

理由③CB缶が使えます

携帯ガスボンベにはCB缶とOD缶の2タイプがあるのですが、2種類用意するとボンベを倍用意しなくてはいけません。
これではリュックに入りません。
私は20年前買ったOD缶コンロも健在なのですが、現在は防災から見ているのでまずCB缶が使え、その上でOD缶が使えれば良いという順位付けをしています。

デメリットもあります

火力が弱い

面で炎が上がるというよりは点で炎が上がります。とは言えまあまあの火力。他のバーナーと比べるとという話です。

口の大きさから判断できますが、火力が弱いです。
お鍋などには向いていると思いますが、焼き物はどうなのでしょう。
お湯は時間がかかりますが沸かせます。

火力が弱いということはガスが持つということでもあります。
11月のキャンプで使いましたが、1時間以上煮炊きしていたのにも関わらず、半分も減りませんでした。

個人的にはキャンプでは卓上用やサブとして使っているので気にはなりません。

着火が悪い

火付きが悪いことがあります。
この時は傾けて火をつけるか、バーナーで炙っています。
気になる人は気になるかもしれません。

使い方

ケースの中には本体と五徳が入っています

更に本体を開くとケースが台に変形、中からバーナー部が出てきます

切り欠きにバーナーを差し込みます。カチャンと入る部分があります。ちょっとわかりにくいので購入後にご自宅ではめ込む練習をするのをオススメします。

風防を起こすとバーナーが!

CB缶を差し込みます。黒い接続部を引っ張りながら接続します。

差し込んだらねじると接続完了!

SOTO特有の調整ダイヤル(針金のようなものを曲げた部分)を左に回し、ガスが出てきたら、赤いボタンを押すと着火します

結構炎が上がります

 

携帯ガスボンベには2種類あります

電気を捨てるということはガスになるのですが、携帯ガスボンベには2種類あり、CB缶とOD缶の2種類があります。
結論から言うと都市生活者にはCB缶をオススメします。

CB缶(カセットボンベ缶)の特徴

・ご家庭で使っているガスボンベのこと
・合わせるコンロが比較的安価
・火力が比較的弱い
・コンビニやスーパーなどどこにでも売っている
・0℃を切ると火がつかなくなってくる

OD缶(アウトドア缶)の特徴

・キャンプで使われるガスボンベのこと
・合わせるコンロがちょっと高価(ものによる)
・火力が比較的強い
・アウトドアショップ、スポーツ用品店などで売られている。
・氷点下でも火がつけられる(可能性がある)

都市生活者はカセットコンロタイプ(CB)で揃えた方が良いと思います

ご自宅でお鍋や焼肉をするのにCB缶を持っておられるご家庭は多いと思います。
寒冷地で使うわけではなく、ガス缶を2種類用意するのは場所とお金がかかります。
多少お湯が沸くのが遅くても災害時なのだから仕方ないと諦めましょう。
何しろ防災という一生に一度あるかないかのためにOD缶を用意したとして、いざ災害が起こっても使うとも限らない。
使う確率を考えたらCB缶で揃えた方が使える頻度が増えます。
わざわざ買うのではなく、使えるもので備えるということです

低気温で使えるCB缶もあります

SOTOのCB缶は寒冷地仕様なので、心配な人は1〜2本持っておくと良いかもしれません。
ちょっと高額ですが、普段は普通のCB缶を使い、たま〜にSOTO缶を使っては補充する感じでゆるりと回せば良いのではないでしょうか。

コンロは普段から使えて、非常時にも使えるモデルに計画的に買い替えていくの良いと思います

買い替えのタイミングに判断

今あるコンロはそのまま使った方が良いと思います。
そして買い替えのタイミングがきた時に検討すれば良いのではないでしょうか。

エネルギー源は複数用意した方がいいけれど、電源は電源で揃え、ガスはガスで揃える

電気やガスは複数あった方が良いと思います。
ただ、100Vなら100V、USBならUSB、CB缶ならCB缶という具合です。
特にUSBケーブルはA、C、ライトニングなど様々な形状が出ているので、必要なケーブルは持ち出し袋に入れておくのをお勧めします。

カセットコンロ(CB缶)はキャンプでも楽しめます

カセットコンロはキャンプでも使えることをご存知ないという方が多いです。
見た目の問題なのかもしれませんが、バーベキューグリルを用意しなくてもキャンプはできます。
公園のバーベキュー場でカセットコンロでお鍋をつつくだけでも楽しいものです。

最近、コロナやゆるキャン△の影響からか、外で楽しめるキャンプ熱が高まっているそうなのです。
デイキャンプならば、寝袋やテントを用意してくてはいけないわけではないです。

ご自宅にあるカセットコンロ、お鍋、食器類を持ってバーベキュー場へ行ってみてはいかがでしょうか。
外メシ効果で美味しく食べられます。

その上でまたやりたいと思ったら寒い、暑い、快適だと思う装備を揃えて行けば良いと思います。
最近は100均でもキャンプ用品が売られていて、これがよく出来てるんですよ。
そういうのも利用しながらキャンプするのも良いですね。

ただし、真冬の山では装備が異なるのでご注意を。

停電、停ガスの復旧待ちやキャンプ時に使えるカセットコンロ

私はコンパクトさを重視しますが、ガッチリさを重視する方もいると思いますので、参考までにご紹介します。

イワタニ カセットコンロ タフまるJr. 


キャプテンスタッグ 風月 M-6349

ちょっと変わり種。
電動ドリルのマキタがリリースした充電式のケトルです。
どうしてもお湯が必要な赤ちゃんがいるご家庭には必要なのかも。

コンロが使えるのは自宅と外だけ。出勤などの外出中や避難所では使えません。

都市生活者が災害に遭う時は出勤などの外出中がほとんどだと思うのです

このサイトでは何度も書いているので申し訳ありませんが、極端な話、常に外出している都市生活者が災害に遭うのは外出中だと思うのです。(このサイトで定義しているレベル0)

次に停電、停ガス時の自宅で回復を待ちながらという場合。(このサイトで定義しているレベル1)
ここまでで災害に9割は食い止められるのではないかと思います(9割の根拠はありませんが)。

その防災セットは必要な時に手元にありますか?「防災EDC」を考える

公園などに避難してキャンプ生活を余儀なくされた場合に避難所で煮炊きできるとは思えません。
狭い都市部では他の人とと近い距離で火を使えるのか、他の人の目の前で暖かいものを食べられるかという点も考えられます。
匂いで回りをイライラさせてしまうことも考えられます。
感覚は人それぞれですし、準備をしていたから恩恵を受けられるはずなのに、そうもいかないわけです。

どうしても煮炊きしたい時は避難所から出てという選択を迫られるかもしれません。
煮炊きをしたいために避難所や屋根壁を放棄するということです。
あると便利だけれども、都市生活者にとっては最優先グッズではないということです。

日常使いができるグッズとエネルギーを組み合わせるのが良いと思います

防災スペースで普段の生活が圧迫されるのは良くないと思いますし、分けてしまうと防災グッズが日頃の生活用に圧迫され押し入れの奥にしまってあるとなると、いざという時に持ち出せないという可能性が高まってしまいます。
いざという時にとっさに使うものだから、できるだけコンパクトに持ち出しやすくしておくのが良いと思うのです。
常に使っていればグッズとエネルギーがどこに置いてあるかも把握できるということです。

いかがだったでしょうか?
都市生活者の防災グッズ選びの参考になれば幸いです。

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ABOUTこの記事をかいた人

「災害に備えたい!」 そんな妻の一言からスタートした防災計画。 仕事の都合でたまたま東京23区に住むことになった私が東京都23区に合う防災グッズを探していきます。 便利も不便も楽しめる小学生と、キャンプは嫌いだが防災には関心がある妻、そして数十年前にやっていた(だけ)キャンプ熱が再発したほぼ素人の私。 2人のために確実・簡単に使えるグッズを集め、防災訓練と称してキャンプに行き、それなりに楽しんでくれてます。 防災訓練と言えども楽しむのは大切だと考えています。 キャンプから見た防災という記事やはありますが、「東京23区の防災スタイル」「東京23区在住者から見た防災」というテーマの記事が少ないと思い、人柱になって綴っていきます。 ロマンよりも簡単確実を取り、ブランドにこだわりません。 また防災しか使えないグッズではなく、キャンプやお花見などのレジャーでも使えるものを探すことで、日常的に防災グッズに触れる機会を提案します。 このサイトを見て「自分ならこうする!」と防災について考えるきっかけ作りを目指しています。