都市で災害時に使えるストーブ選び(コンロ)



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もしも、東京23区で災害時にストーブを使うとしたら?

現在の都市でコンロは使えるのでしょうか?

停電、停ガスになり復旧が長引きそう。。。
そんな中で煮炊きできると暖かい食事や赤ちゃんのお湯などにも使えるストーブ。
都市で災害時にストーブを使うとしたら?を考えてみようと思います。

結論はカセットコンロかIHコンロだと思います。が、

災害に煮炊きする場合、ご自宅にあるカセットコンロやIHコンロになるかと思います。
ただ、長引くコロナの影響もあり、キャンプやバーベキュー、釣りなどのアウトドアや、1人で誰にも気を使わず楽しみたいソロキャンプなど、余暇の使い方も変化しています。
防災用に用意するのではなく、例えば防災とキャンプを兼ねた道具選びであれば、いつ来るかわからない災害のためだけの投資にはなりません。
我が家のように防災訓練と称してキャンプを楽しむなんてこともできるでしょう。

因みに1000WのIHコンロを使うならポータブル電源は最低でもこのモデルが必要ですよ

ポータブルバッテリーを買うときは使いたい家電の定格出力を良く見て選びましょう。
リストアップしたIHコンロは1000Wですが、大体1400W位が多いと思います。
その時はもう1つ大型のを使わないと動きません。
ご注意ください。

東京都23区の公園で直火はNG

これはあくまでも「もしもの時=有事」を想定しています。
平時の時はそこでやっていいかは自治体にお問い合わせください。
くれぐれも自己責任でお願いします!

東京23区で考えられる現象と考えられる対策

狭さ対策

東京は狭い。こんな場所で煮炊きできるのだろうか?

一通など狭い道路、一軒家もマンションも車庫がない(必要ないとも言えます)など、都心ならではの問題をどうするのか?
考えられる対策としてはコンパクトで設置撤収が容易であることでしょうか。

すきま風対策

すきま風はなかなか手強い

都心名物のすきま風。
結構突風なんですよね。
考えられる対策としては横風に強いモデルであるということでしょうか?

煙&火の粉対策

キャンプ場ならお互いさまとも言える煙ですが、狭い都市ではトラブルの原因になると思われます。

お隣さんとの距離が近いので、煙や火の粉を出すのは避けたいです。
考えられる対策としては火床がむき出しにならないモデルということでしょうか?

となると

シングルストーブがコンパクトで設営撤収が楽

コンパクトで設置撤収しやすいとなればシングルストーブが良いと思います。
現在のシングルストーブはかなりコンパクトになりますし、横を持てば移動もできます(熱いので皮手必須)。

ツーバーナーストーブや大きなバーベキューコンロは難しいでしょう。
一瞬なら横に取っ手がついているモデルも良いのではないでしょうか?

カセットコンロも良いですね。

カセットガスや固形燃料は比較的手に入りやすい

カセットガスは手軽に使えて調達も簡単。
比較的入手しやすいエネルギーなのではないでしょうか?

カセットガスはCB缶とOD缶の2種類がありますが、「都市で使う」ということでCB缶をチョイス。
気温がマイナスになることは比較的少ないのでCB缶でヨシとしました。
(CB缶は気温がマイナスになると着火しなくなる可能性があります。対策品は出ています。)

旅館や牛丼チェーン店で見かける固形燃料も最近はコンビニやスーパーで手に入るようになりました。
着火も簡単で使いやすいです。
横風に弱いので風防対策をしっかりやらなきゃですね。

アルコールストーブは動した時にアルコールがこぼれると引火してしまいます。
炭自体も煙が出ません。

火床が中にあるモデルは横風に強く、火の粉も飛びにくい

火床は完全に中で、本体から出ている炎は燃えた証みたいな構造のソロストーブは横風に滅法強いです。

むき出しの火床は横風に弱く、火の粉が飛びやすいです。
火床のまわりが壁で隠れていれば横風に強く、火の粉も飛びにくいです。

燃焼効率が良ければ煙は出にくい

気が燃えるのを一次燃焼、一次燃焼で出た煙(ガス)を燃焼させるのを二次燃焼といいます。完全燃焼すれば煙が出ないのです。ソロストーブの二次燃焼はストーブの周りに見える細かな線がそうです。煙が出ないので炎が濃く、とても美しいです。

煙は不完全燃焼の産物なので、完全燃焼すれば煙は出ません。
燃焼効率が良いと比較的燃え進行が早くなる傾向がありますが、近隣トラブルを避けるためにも良いと思います。

やっぱり便利なのがガスタイプ

イワタニ カセットフー タフまるジュニア

コンパクトで横風に強いカセットコンロ。
自宅のカセットコンロを買い替えようという人はこちらを検討すると良いかも。

SOTO ST-310

災害時にはガスと一体型が良いと思うのです。
横風にも比較的強く、低い形なので安定感があります。

SOTO G-ストーブ ST-320

収納時はスマホを2台重ねた大きさという収納性が魅力。
本体がそのまま風防になる点も良いです。

災害に時にとっさに持ち出せるよう「ソト GストーブST-320」を選びました

ユニフレーム US-700

風防と五徳が一体化したデザインがかっこいい。
一体型は無くしものが減って良いです。

イワタニ ジュニアコンパクトバーナー

定番中の定番。
シンプルでとても良いです。

CB缶

CB=カセットボンベ。
オーソドックスなカセットガスです。

CB缶寒冷地でも使えるタイプ

低温時に使いたい時に。
火力アップしますよ。

キャプテンスタッグ アルミウインドスクリーン

横風対策に。

ゆるキャン△でりんちゃんが使ってるのはSOTOウインドマスターだと思います

今回はCB缶で絞ってしまいましたが、 OD缶まで広げるならキャンプ人気の火付け役の「ゆるキャン△」でりんちゃんが使ってる「SOTO ウィンドマスター SOD-310」もコンパクトで設置収納が楽で横風対策されてて良いと思います。
ただ、OD缶はほぼアウトドアショップでしか手に入りません。
近くにアウトドアショップがある方にはオススメです。

手軽なコンパクトな固形燃料タイプ

エスビット ポケットストーブ

ドイツのエスビット社のポケットストーブ。
コンパクトさならこれ。
着火も簡単。

Bushcraft Essentials ブッシュボックス ウルトラライト

ぺったんこになるので避難袋の隙間に入れられます。

缶詰ウォーマー クロスウォーマー

缶詰が温められるというだけでも優秀。
面白いです。

ニチネン 屋外用トップ丸缶

缶がそのままコンロになります。
中央の十時に切ってある部分を起こすと五徳になるというビックリシステムです。

キャンプグリーブ 大型風防板

風に弱い固形燃料なので横風に弱いと思ったら風防の用意を。

固形燃料

一般的な固形燃料です。

タブレット燃料

エスビット用のものですが、入ればなんでもOKなのではないでしょうか。

ガスがなくなった!電気も乏しいとなったら炭や枝!横風に強く煙が出にくいタイプ

ここでは火床が奥にある筒型タイプ、煙突効果で検証効率が良いタイプ、二次燃焼で完全燃焼を目指すタイプを紹介します!
あまりコンパクトにはならないかもしれませんが、そこそこコンパクトで丈夫、短時間短距離なら移動できなくもないというモデルです。

ソロストーブ キャンプファイヤー

煙が出ない二次燃焼が有名ですが、私が驚いたのは中に火床があることによる横風や火の粉にめっぽう強いということでした。
強風の中で煮炊きは原則NGですが、風に煽られることがないというのは凄いことです。

小学生を持つ親にソロストーブキャンプファイヤーがキャンプや防災にオススメな8つの理由

ソロストーブ タイタン

ソロストーブ社の中型ストーブ。
私はキャンプファイヤーの方を好みますが、火力や火の育て方などバランスは良いと思います。

ソロストーブ ライト

ソロストーブ社の原点と言えばこれ。
コンパクトで高出力ですが、子供がいる我が家では火を育てるのが難しい気がします。
燃えっぷりは見事です。

ペトロマックス ロケットストーブ RF33

煙突が本体に内蔵されてるモデルです。
ドラム缶みたいな形ですが、火力は凄いです!

DaLaCa てんぐの小太鼓

少量の燃料で高火力のロケットストーブ。
設置撤収、安定感は抜群だと思います。

tab. 缶ストーブSE TB-SE

簡単な作りながら高性能なロケットストーブ。
シンプルなので壊れにくそうです。

案外持っていると便利なのが七輪

それなりにコンパクトで設置も移動も簡単。
しかも丈夫。
練炭を使えば相当経済的なんですよね。

今は持っていませんが、また欲しいです。

使う時は熱に耐えられるテーブルの上や焚き火シートを使いましょう

キャプテンスタッグ アルミローテーブル

1つ持っておくと便利なアルミローテブル。
ゆるキャン△でりんちゃんが使ってやつかな?
定番が一番です。

ロゴス たき火台シート

こちらも定番。
使っていると安心。

換気を十分に

いかがでしたか。
みなさまの防災グッズ選びの参考になれば幸いです。

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ABOUTこの記事をかいた人

「災害に備えたい!」 そんな妻の一言からスタートした防災計画。 仕事の都合でたまたま東京23区に住むことになった私が東京都23区に合う防災グッズを探していきます。 便利も不便も楽しめる小学生と、キャンプは嫌いだが防災には関心がある妻、そして数十年前にやっていた(だけ)キャンプ熱が再発したほぼ素人の私。 2人のために確実・簡単に使えるグッズを集め、防災訓練と称してキャンプに行き、それなりに楽しんでくれてます。 防災訓練と言えども楽しむのは大切だと考えています。 キャンプから見た防災という記事やはありますが、「東京23区の防災スタイル」「東京23区在住者から見た防災」というテーマの記事が少ないと思い、人柱になって綴っていきます。 ロマンよりも簡単確実を取り、ブランドにこだわりません。 また防災しか使えないグッズではなく、キャンプやお花見などのレジャーでも使えるものを探すことで、日常的に防災グッズに触れる機会を提案します。 このサイトを見て「自分ならこうする!」と防災について考えるきっかけ作りを目指しています。