ハクキンカイロを使い続けるために知っておきたいこと



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メリットだけなら、日本総国民が愛用する性能の「ハクキンカイロ」

ハクキンカイロが大好きです


体の芯から暖かく、長時間温めてくれてるハクキンカイロ。
現在、販売されている全てのカイロがハクキンカイロを目指していると思っているほどです。
当然、みなさんにオススメしたい!

が、そんなに素晴らしい性能なら日本総国民がハクキンカイロを使っているはず。
現実問題、私の周りにハクキンカイロ愛用者はいません。
なのに100年近く販売されているということは人気があるということ。

ということは確実に相性や使える環境がある


私が感じるメリットデメリットを書きますね。

ハクキンカイロと相性が良いと思う人

  • 郵便局員さんや運送会社のドライバーさんなど配達の人(長距離ドライバーさんは違うかも)
  • 自転車や徒歩で移動する人(電車やバスなどの公共機関を使わない人)
  • 自動車などの整備士さん
  • 使い捨てカイロを何枚も貼る人
  • ストーブの臭いが平気な人(灯油、ガソリン、オイルなどの臭いが平気な人)
  • キャンプに行く人

ハクキンカイロを使うのをやめてしまうと思われる人

  • エコで買った人
  • 職場に持っていく人(事務職の人)
  • 電車やバスに乗る人
  • 短時間しか使わない人
  • 灯油の臭いが嫌いという人、総エアコンライフな人
  • 熱いのが苦手な人
  • 極端に面倒くさがりな人
  • 解説

ハクキンカイロは「異次元の暖かさ」を必要としている人の味方

縦軸は私が感じる熱さ指数、横軸は時間です。使い捨てカイロの熱の立ち上がり方は徐々に暖かくなり徐々に冷たくなっていいきます。ハクキンカイロは数分で立ち上がり、圧倒的な熱量を維持しながらスッと落ちるところにあります。そして使い捨てカイロの10倍と言われる熱量は単なる熱いではなく、遠赤外線効果によるものというのが特徴です。単純に使ってみないとわからない異次元の暖かさです。

ハクキンカイロの1番の特徴は「異次元の暖かさ」です。
この「異次元の暖かさの力」を「どうしても熱が欲しい人」に向いていると思っています。

外時間が長い人、隣との距離が離れていると使いやすい

1日中外にいる人。
外でじっとしている人。
極端な冷え性な人。

に向いていると思うのです。

また、連続24時間発熱、18時間発熱、12時間発熱、6時間発熱とコントロールできるのも魅力です。
使いたい時間だけ発熱させるというのが良いですね。

熱い!熱すぎる?

これを身につける感覚なのがハクキンカイロです

ハクキンカイロを使いはじめてわかったこと。
使い捨てカイロはぬるい。
それはそうです、ハクキンカイロの1/10の熱量ですから。
使い捨てカイロからハクキンカイロを触ったら異次元の熱さがあります。

単純に熱いというわけではなく、遠赤外線的な暖かさがあります。
エアコンと石油ストーブの違いです。
仮に発熱温度が一緒だとしてもハクキンカイロの方が暖かいです。
体の芯から温めてくれます。

それから火傷ですね。
皮膚が弱すぎる人はハクキンカイロは熱すぎるかも。

人はエコよりも「楽」を優先するもの

そりゃ楽な方がいいですよ。でもそれだけでは得られない世界があるのも事実なんですよね。

これが一番のネックかもしれませんが、人はエコよりも快適や簡単を優先する生き物です。
ハクキンカイロはエコだ!と言われているのですが、楽や簡単に流れてしまうものなのですよ(私もその1人)。

暖かいカイロを使いたい志>ぬるくても楽に使える使い捨てカイロ

という条件が発動していることが大切です。

儀式の1つベンジンを入れているの図。カップを捻るよりもカップを抑えたまま本体を捻るとこぼれにくいと思います。

ハクキンカイロは儀式なるものがあります。
私は金魚に餌をあげる感覚なので全く抵抗はありませんが、これが使い続けられるか運命の分かれ道なのではないかち思います。
犬の餌までの手間はないと思います。

またコスト的にも安くなりません。
初期投資(本体やエネルギーの購入)を回収となると本当に難しい。
使い捨てカイロの初期投資が不要、ランニングコストのみという便利さは、ハクキンカイロを端に追いやるだけの破壊力があります。

確かにゴミは少ないです。でもハクキンカイロを使う理由はそこではないと思うのです。

ゴミが出ないというのは続けていけばそうですが、ベンジンのボトルやライターもゴミですから。
エコだ!ということよりも恩恵をありがたく頂戴して大切に使う。
それで良いのだと思います。

よくトイレで手を洗っている時にゴミ箱に大量の使い捨てカイロの袋と使用済みカイロが山積みに捨てられてる現場に遭遇しますが、こんなに貼るならハクキンカイロにすればいいのに・・・と思うことがよくあります。
ハクキンカイロなら1個で全身ポカポカだよと言いたいです。

儀式=スタートには3つの道具といつも同じ場所という条件が必要

ハクキンカイロをスタート(儀式)させるのに「ベンジン」「カップ」「ライター」が必要になります。
この3つを持ち歩くのが難だと思うのです。
火器類だからです。

ということは同じ場所でスタートさせるということ。
私は洗面所に一式を置いているので、歯磨きしながらスタートさせています。
きっかけとは言え火を使うので水場の方が良いと思います。

そして仕込み(スタート)に数分かかります。
本体を袋から取り出し、蓋を外し、口金を外し、カップを差し込み、ベンジンを流し込み、カップを外し、口金を取り付け、ライターで炙って、蓋を取り付け、袋に入れるという作業があります。
慣れてくればすぐにスタートさせられますが、本体にベンジンを注ぐ際に吸いこむスピードに個体差があり時間がかかるものもあると思います。

この点については洗面所の1箇所がうまく立てかける場所があるので、ベンジンを注いでいる時はそこに立てかけて吸い込ませています。

動画で1点補足したいです

着火はコンマ数秒でOKです。
公式に対してナンですが、こんなに炙る必要はありません。
口火が一瞬赤くなるだけで発熱します。
長く炙ると口火のダメージが増えますし、ベンジンに引火します。
あくまでも「きっかけ」を与えるだけでOKです。
口火に火を一瞬当てて10秒後に口火を触ってほんのり暖かくなってればOKです。

あくまでもきっかけ。火が触れればOKです。因みに火を近づけるよりも火に本体を近づける方が良いと思います。

それは他人にも関係する、匂い?臭い?のベンジン問題

匂い?臭い?

なかなかの問題なのが匂いなのか?臭いなのか?というベンジンの問題です。

ベンジンの臭いって灯油のような匂いがします。
私にとっては匂いなのですが、臭うと感じる人がいます。

匂い?臭い?それは自分だけの問題だけじゃないということです

車やバイク乗りなら好きだと思うのですが、都市生活者は免許証を持たない人も多く、石油ストーブも使ったことがないという人もいます(ウチの子がそうです)。
私は元々車乗りでしたし、オイルの匂いは大好きだったので全く気になりません。

お隣さんとの距離が離れていればOKなんですが

ですが、電車やバスなどの公共機関やオフィスや学校など、人が近く、こもりやすい場所の使用は、相手が不快になる可能性があります。
我が家は妻の為に買ったのですが、ベンジンの臭いが嫌で1回でダメでした。
勿体ないと使い始めた私がハマってしまったという経緯があります。

自転車

最近凄く増えて都市の自転車移動

最近は私のように自転車移動が中心の都市生活者も増えています。
自転車で移動する、徒歩で移動するなんて人には良いと思います。
ウーバーの人や配達員さん、散歩、公園などを路上を移動する人や、整備工場などで働く人が良いと思います。

入手困難だと思われるベンジンは大抵のドラッグストアで売っています(ハクキンカイロ指定はNTベンジン)

ホームセンターがない都市生活者の多くはアマゾンやアウトドアショップなどで購入されたと思います。
ベンジンがなくなったら通販で頼むしかないとなると面倒くさいという人も多いと思います。
入手困難だと思われがちなベンジンですが、実は近所のドラッグストアに売っています。
ベンジンを日常使いしていないので見つからないだけで売ってます。
近所のドラッグストアを回ってみましたが、全てのドラッグストアで取り扱っていました。

発熱は止められないから「1.5カップ」で様子を見る

これは使い捨てカイロもそうですが発熱中は止められません。
使わなくなったら基本放置です。
冷めるまでベンジンの追加はできません。

また、カップやライター、ベンジンを持ち歩くのは困難です。
現実的に外出中に補充できないと言っていいと思います。

ハクキンカイロは燃料が尽きるタイミングをコントロールできるので、自宅を出る前にスタートし、自宅に帰るまで発熱させるという使い方が良いと思います。

その解決方法がベンジンを「1.5カップ」入れるということ。
18時間発熱を目指す方法です。

例えば朝7時に出て18時間後なら25時=翌日の1時にストップさせる。
これなら大体の人は帰宅まで持つのではないでしょうか。

私もそうでしたが、24時間使えるから2カップ入れていました。
それだと次の日の朝に暖かい時があって補充できないということが多々ありました。
1カップでも2カップでもない1.5カップがちょうど良いのです。

コスト問題

ざっくりですが、比較コストを算出してみました!

使い捨てカイロ548円とハクキンカイロ3980円+NTベンジン724円で計算。これを見ると多くの人は年間5000円カイロに使ってる?

ベンジン1本500mlで18時間使用(1.5カップ=18.75ml)だとして約26回分です。
1本724円÷26回=1回27.9円
+ライター代です。

対して使い捨てカイロは、ランニングコスト代だけなので、
1箱548円÷30回=18.2円ですが、1枚10時間なので×2枚で36.4円になります(20時間で)
更に2枚貼ると72.8円!

おお!ハクキンカイロ有利だと思ってしまいますが、ハクキンカイロは初期投資があります。
これが後々響きます。
使い捨てカイロを1日1枚貼り+1回交換(2枚使用で20時間で使用)で使っている人と比べると500日使わないと越えられない。
カイロを貼るのは年間120日位だと考えると回収するのに4年以上もかかる!
つまり、ハクキンカイロをエコ(ゴミが少ない)かもしれないけれど、コスト安というわけではないということです。

私が伝えたいのは熱さの恩恵を受けたいならハクキンカイロ一択

プラチナが発熱している様子。これで家事にならないのがハクキンカイロの仕組み。

本気で熱いカイロが欲しいならハクキンカイロだよ、エコやコストじゃ続かないよ、使える環境があってハクキンカイロの恩恵を受けられるよ、ということです。

仕事で言えば大幅に売上アップを狙って利益を出す方法がハクキンカイロで、経費削減(コスト削減)で利益を出す方法ではありません。
爆発的な暖かさを得たいからハクキンカイロを使う。
その為に儀式や毎日同じ場所でスタートすることを受け入れるということです。

こう書くと小難しくなってしまいますが、100年前に生み出されたハクキンカイロは合理的&便利主義な時代の設計ではないということです。
今日の判断基準&価値基準では測れないカイロです。

ハクキンカイロは次元が異なる暖かさのカイロだった!

異次元の暖かさ ー 少々の手間とコスト ー 臭い問題 = メリット(暖かさを享受)

色々書いてしまいましたが、ハクキンカイロはプラスの恩恵を受けたい人に向いていると思います。
マイナス見てたらハクキンカイロの良さは陰ってしまいますから。

なんだかんだ言っていますが、ハクキンカイロは今日も安定して暖かいです。
私はこの恩恵を受けたいと思います。

いかがだったでしょうか?
みなさまの防災グッズ選びの参考になれば幸いです。

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ABOUTこの記事をかいた人

「災害に備えたい!」 そんな妻の一言からスタートした防災計画。 仕事の都合でたまたま東京23区に住むことになった私が東京都23区に合う防災グッズを探していきます。 便利も不便も楽しめる小学生と、キャンプは嫌いだが防災には関心がある妻、そして数十年前にやっていた(だけ)キャンプ熱が再発したほぼ素人の私。 2人のために確実・簡単に使えるグッズを集め、防災訓練と称してキャンプに行き、それなりに楽しんでくれてます。 防災訓練と言えども楽しむのは大切だと考えています。 キャンプから見た防災という記事やはありますが、「東京23区の防災スタイル」「東京23区在住者から見た防災」というテーマの記事が少ないと思い、人柱になって綴っていきます。 ロマンよりも簡単確実を取り、ブランドにこだわりません。 また防災しか使えないグッズではなく、キャンプやお花見などのレジャーでも使えるものを探すことで、日常的に防災グッズに触れる機会を提案します。 このサイトを見て「自分ならこうする!」と防災について考えるきっかけ作りを目指しています。