ポータブル電源への給電はどうするのか?



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ポータブル電源を買った!どうやって電気を蓄えるかを考える

ポータブル電源を買った!これで停電でも安心だ!


ポータブル電源を買った。
これで停電でも安心だ。
長引いた、電気がなくなったら?

ポータブル電源を買った。
これで停電でも安心だ。
停電した、充電してなかった!

としたらどうしますか?
多くはソーラーで発電だ!となると思いますが、停電って夜に多くありませんか?

これからも停電はあります

最近は停電してないよ、という人。
このページは備えるページです。
都市のもしもの時を考えるサイトですから、もう少々お付き合いください。

停電はダムのようなもの、川や流れる水がなければ水は貯まらない

水を電気、ダムをバッテリーとして捉えるとわかりやすい。

電気を水に例えると、電気は水、ポータブル電源はダムに例えられるでしょう。

上流から流れてくる水をダムに貯水し、雨の時も降らない時も一定数量の水を保つことができるダム。
水を垂れ流していたら海に流れてしまうのをせき止めて安定した水量を確保するわけです。
ダムがあって私たちは安定した水の恩恵を受けることができるわけです。

雨が降らず、ダムの水がなくなれば水はなくなります。
雨が降る時期、降らない時期を想定して容量を決めるわけです。

ポータブル電源も同じです。
電気を使い続け、補充がなければ、いずれ電気はなくなってしまいます。
なくなる前にポータブル電源に充電しないといけないわけです。

容量に加えて出力も関係します。
大きな容量があっても出力が足らなければ、エネルギーが足らず電気製品が動かないということが生じます。

必要な供給量を供給できる「出力×容量」がポータブルバッテリー選びには必要です。

どういう電気製品(出力)を使い、何時間(容量)使うのか。
ダムで言えば出力=放水量、容量=貯水量ということになります。

ポータブル電源に充電する発電機

未知のものもあるので憶測たっぷりですが、参考までに星つけます。
こういうものがあるのかーと思ってもらえればこのコラムは成功だと思っています。

それぞれにメリットデメリットがあるので一応星を付けます。
同率はあえてせず順番で並べます。
なので星以上に差がないのに差をつける、または差があるのに差が出ないという部分もあります。

予めご理解ください。

ソーラー発電機

  • 大きさ      - サイズ容量による
  • 重量       - サイズ容量による
  • エネルギー入手  ★★★★☆☆☆4
  • 発電能力     ★★★★☆☆☆4
  • 騒音       ★★★★★★★7
  • 耐久性      ★☆☆☆☆☆☆1
  • 設置簡単     ★★★★★★★7
  • 移動できる    ★★★★★★★7
  • メンテナンス   ★★★★★★★7
  • 取得コスト    ★★★★☆☆☆4
  • ランニングコスト ★★★★★★★7
  • 防災視点総合点数 ★★★★★★★48

今、一番ポピュラーなソーラー発電。
発電容量さえ満たしていれば数時間で満充電にすることもできますし騒音も出ません。
しかもほぼメンテナンスフリーで汚れない。
これは凄いことです。

ですが、夜は発電できない、曇り空では発電効率が下がる、薄いがデカい(モデルによります)、他のモデルに対して耐久力が落ちるというデメリットがあります。

ガソリン発電機は高信頼で高出力で比較的安価

  • 大きさ      - サイズ容量による
  • 重量       - サイズ容量による
  • エネルギー入手  ★★★★★★☆6
  • 発電能力     ★★★★★★★7
  • 騒音       ★☆☆☆☆☆☆1
  • 耐久性      ★★★★★★☆6
  • 設置簡単     ★★★★★☆☆5
  • 移動できる    ★★★★☆☆☆4
  • メンテナンス   ★★★☆☆☆☆3
  • 取得コスト    ★★★★★☆☆5
  • ランニングコスト ★★☆☆☆☆☆2
  • 防災視点総合点数 ★★★★☆☆☆39

昔からある発電機です。
工事現場や屋台など幅広く使われています。
メリットは修理可能で耐久力抜群、高出力モデルがあるという点、安価。
デメリットはガソリンスタンドでエネルギーを入手するしかない、音が出る(結構騒音)、オイルが必要なモデルが多い、定期的に回さないと動かなくなる(まあこれは他の発電方法でも同じですが)などがあります。

ポータブルバッテリーに蓄えるとなるとそれほど容量は必要ないのかもしれないですね。

カセットガスはコンビニやスーパーでエネルギーが確保できるので災害向き

  • 大きさ      - サイズ容量による
  • 重量       - サイズ容量による
  • エネルギー入手  ★★★★★★★7
  • 発電能力     ★★★★★☆☆5
  • 騒音       ★★★☆☆☆☆3
  • 耐久性      ★★★★★☆☆5
  • 設置簡単     ★★★★★★☆6
  • 移動できる    ★★★★★☆☆5
  • メンテナンス   ★★★★★☆☆5
  • 取得コスト    ★★★★★★☆6
  • ランニングコスト ★★★☆☆☆☆3
  • 防災視点総合点数 ★★★★★★☆45

カセットボンベを使うモデルもあるのをご存知ですか?

見た目はガソリンモデルと同じです。
使い方も大体ガソリンモデルと同じ。
ただ、ガソリンスタンドではなく、スーパーやコンビニでカセットボンベ(CB缶)を買ってくるだけ。

メリットは手軽にエネルギー調達可能でできる、デメリットは出力はガソリンタイプに劣る、やや音が出る、使ったCB缶がゴミになるなどでしょうか?

カセットボンベとガソリンが使えるモデルもあります!

憶測だらけですが、その他の発電方法

水力発電は防災には厳しい?

  • 大きさ      - サイズ容量による
  • 重量       - サイズ容量による
  • エネルギー入手  ★★☆☆☆☆☆2
  • 発電能力     ★★☆☆☆☆☆2
  • 騒音       ★★★★☆☆☆4
  • 耐久性      ★★☆☆☆☆☆2
  • 設置簡単     ★☆☆☆☆☆☆1
  • 移動できる    ★☆☆☆☆☆☆1
  • メンテナンス   ★☆☆☆☆☆☆1
  • 取得コスト    ★☆☆☆☆☆☆1
  • ランニングコスト ★★★★★☆☆5
  • 防災視点総合点数 ★☆☆☆☆☆☆19

水を流すことで発電する方法です。
大体直流なので、DC-ACコンバーターが必要なのかな?

メリットは水の音次第、流すだけなので初期コストのみ。
デメリットはそもそも流せる水があるのか、水を流さないと発電できない、発電量が乏しい、常設用で動かせないなどでしょうか?

都心の災害時には厳しい発電方法ですが、郊外などで常設するなら良いかもですね。

風力発電は常設向き?

  • 大きさ      - サイズ容量による
  • 重量       - サイズ容量による
  • エネルギー入手  ★★★☆☆☆☆3
  • 発電能力     ★★★☆☆☆☆3
  • 騒音       ★★★★★☆☆5
  • 耐久性      ★★★☆☆☆☆3
  • 設置簡単     ★★☆☆☆☆☆2
  • 移動できる    ★★☆☆☆☆☆2
  • メンテナンス   ★★☆☆☆☆☆2
  • 取得コスト    ★★☆☆☆☆☆2
  • ランニングコスト ★★★★★★☆6
  • 防災視点総合点数 ★★☆☆☆☆☆28

水があるなら風もあります。

風見鶏を設置する感じですね。
メリットはランニングコストフリーなこと、デメリットは高いところに設置しなきゃいけない、風が吹かないと発電しない、持ち運びに少々難があることでしょうか?

持ち運びは工夫次第である程度改善できるかも。
例えば三脚などに取り付けるなどで背は低いけど発電できるかも。
キャンプでできそうですね。
強風でキャンプどころじゃない?

火力発電は火力に何がある?

  • 大きさ      - サイズ容量による
  • 重量       - サイズ容量による
  • エネルギー入手  ★★★★★☆☆5
  • 発電能力     ★☆☆☆☆☆☆1
  • 騒音       ★★★★★★☆6
  • 耐久性      ★★★★☆☆☆4
  • 設置簡単     ★★★★☆☆☆4
  • 移動できる    ★★★★★★☆6
  • メンテナンス   ★★★★★★☆6
  • 取得コスト    ★★★★★★★7
  • ランニングコスト ★★★★☆☆☆4
  • 防災視点総合点数 ★★★★★☆☆43

水、風とくれば火力発電もあります。

それが私も持っているバイオライトです。
他にもあると思いますが、現実に購入しやすいという点でこちらを紹介します。

火力発電は100V出力が見当たりませんでした。
なのでポータブルバッテリー専用になります。

正直バイオライトの発電力は弱いです。
理由は主に3つあり、単純に弱いことと、ある程度バッテリーが貯まると内臓ファンを回すので電力がそちらに行ってしまうこと、爆炎にしないと発電しないことがあります。

爆炎は要らないから炭で使いたい。
炭を使うことはできますが、炎が出ないので、発電しなくなります。
素子に火を当てるのが難しいなと思います。
ペレットは安定してますが、割り箸のような枝が良い気がします。

モバイルバッテリーを繋いでおくと良いのではないかと思っています。
試してみたいですが予定がなく。。。

アンカー PowerCore Essential 20000/都市災害に備えるバッテリー選び

コンセント付きのハイブリッド車で充電する

  • 大きさ      - サイズ容量による
  • 重量       - サイズ容量による
  • エネルギー入手  ★☆☆☆☆☆☆1
  • 発電能力     ★★★★★★☆6
  • 騒音       ★★☆☆☆☆☆2
  • 耐久性      ★★★★★★★7
  • 設置簡単     ★★★☆☆☆☆3
  • 移動できる    ★★★☆☆☆☆3
  • メンテナンス   ★★★★☆☆☆4
  • 取得コスト    ★☆☆☆☆☆☆1
  • ランニングコスト ★☆☆☆☆☆☆1
  • 防災視点総合点数 ★★★☆☆☆☆28

ハイブリッド車をお持ちの方はエンジンを動かしている間に充電してしまいましょう。
ハイブリッド車の発電能力ってかなり凄くて、家庭用の電熱機は全て動きます。
当然、ポータブルバッテリーの充電も適しているわけです。

メリットはほぼ家庭と同じ条件、汚れない、メンテ不要。
デメリットは車を発電機として見るとデカい、エンジンが回る、ガソリンが減るなどありますが、所有している、所有できるそれだけで受けられる恩恵が凄いメリット。

今までガソリン車ばかりを乗り継いでいましたが、今買うならコンセント付きハイブリッド車かなあと思います。

ダムを持っていても水がないと使えない

という話でした。

いかがでしたか?

みなさまの災害グッズ選びの参考になれば幸いです。

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ABOUTこの記事をかいた人

「災害に備えたい!」 そんな妻の一言からスタートした防災計画。 仕事の都合でたまたま東京23区に住むことになった私が東京都23区に合う防災グッズを探していきます。 便利も不便も楽しめる小学生と、キャンプは嫌いだが防災には関心がある妻、そして数十年前にやっていた(だけ)キャンプ熱が再発したほぼ素人の私。 2人のために確実・簡単に使えるグッズを集め、防災訓練と称してキャンプに行き、それなりに楽しんでくれてます。 防災訓練と言えども楽しむのは大切だと考えています。 キャンプから見た防災という記事やはありますが、「東京23区の防災スタイル」「東京23区在住者から見た防災」というテーマの記事が少ないと思い、人柱になって綴っていきます。 ロマンよりも簡単確実を取り、ブランドにこだわりません。 また防災しか使えないグッズではなく、キャンプやお花見などのレジャーでも使えるものを探すことで、日常的に防災グッズに触れる機会を提案します。 このサイトを見て「自分ならこうする!」と防災について考えるきっかけ作りを目指しています。