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似ていて異なるスライドガストーチST-480CとマイクロトーチACTIVE ST-486RG
キャンプには必須の着火装置は災害でも大活躍

最優先じゃないかもしれないけど、ないと困る着火器具。
一番に必要か?と言われると必要じゃないかもしれません。
ですが、ここまでは備えたいものの1つが着火装置じゃないでしょうか。
ライターやマッチでも良いのですが案外使えなくなってることもありますし、蝋燭の着火はもちろんですが、コンロ、ストーブなどの着火装置が壊れるというのは良くある話。
コンロ、ストーブは着火装置が壊れても外部から着火すれば使えます(自己責任ですが)。
個人的には2種類は用意しておくと安心かなと思っています。
1つは用意したいSOTOトーチ

2種類用意したいと書きましたが、1つはマッチやマッチ。
もう1つ用意したいのがSOTOのトーチだと思っています。
SOTOのトーチは火力も十分で使いやすいものが多いです。
その中で代表格なのが「スライドガストーチST-480C(以後ST-480)」と「マイクロトーチACTIVE ST-486RG(ST-486)」じゃないでしょうか。
RGは色なのでお好きな色を。
Cはなんでしょう?1種類しかないのですが。
ST-480とST-486について
どちらもコンパクトですが、コンパクトの質が違います
火口が伸びるST-480、ひたすらコンパクトなST-486。
現物を見ないとわかりにくいと思いますが、ST-480はティースプーンのような長さがあり、ST-486はガッチリした100円ライターという印象があります。
伸びるか伸びないか

ST-480の火口が伸びるのはかなり魅力的で、キャンプのランタンや焚火の着火など、これしかないというオンリーワンの特徴があります。
他者からも同じようなモデルが出ている・・・はずなのですが、火口が伸びて、強力着火、CB缶からガス供給でき、コンパクトとフィルターを入れていくとここに落ち着くというモデル。
壊れても買い直すという人がいるのも頷けます。
その影に隠れがち?なST-486は100円ライターなみのコンパクトさにターボライターとは異なる火力を持たせたモデル。
ターボライターではなく、本当にトーチなのです。
そのトーチ具合はST-480を凌ぐ火力!
伸びなくて良いならこちらの方が良いと思える魅力があります。
1300℃の集中炎

高火力!
マッチやライターのような赤い炎ではなく、1300℃の高温の集中炎というのもミソです。
特にキャンプで使うとその恩恵を受けられます。
多少の風なら着火しますし、一瞬で燃やすことができるのも良いです。
ライタータイプもあります
ここでは触れませんが、同じ形でライタータイプも良いです。
自宅で使うならこちらの方が良いかもしれません。
マッチ、100円ライター、ST-480、ST-486、イワタニトーチで比較
防災という視点で比較します
ここではSOTOの2トーチに加えてマッチと100円ライター、私が防災訓練(という名のファミリーキャンプ)で使用している、「イワタニCB-TC-CKGR(カセットガス クッキングトーチバーナー)を加えて比較していきます。
いつものことながら同じ点数は付けず必ず順位をつけていきます。
なので、ほぼ同じなのに順位が異なる、差があるのに順位が並んでいるということがあります。
火元までの距離や狭い、届きにくいところに届くのはメリット
- マッチ ★☆☆☆☆1
- ライター ★★☆☆☆2
- ST-480 ★★★★★5
- ST-486 ★★★★☆4
- イワタニ ★★★☆☆3

ST-480の伸びるというのは、それだけで買うに値する破壊力があります
キャンプだと焚火台の下に置いた着火剤、ランタンのホヤの奥にある火元、石油ストーブの着火(火力が強いので長時間は避けてください)などに使用する時にはとっても便利なST-480。
ロウソクや線香などに使用するならST-486の長さでも問題なしです。
イワタニは届きますが、広範囲を炙るので使いにくいです。
コンパクトさは東京の防災にとってはメリット
- マッチ ★★★★★5
- ライター ★★★☆☆3
- ST-480 ★★☆☆☆2
- ST-486 ★★★★☆4
- イワタニ ★☆☆☆☆1

ST-486のコンパクトさが凄い!
東京の防災グッズはいかにコンパクト&効率化するのか?だと思っています。
その点ではST-486のコンパクトさは圧倒的。
火力も十分です。
防災を考えると質も問われる火力
- マッチ ★★★☆☆3
- ライター ★★☆☆☆2
- ST-480 ★★★★☆4
- ST-486 ★★★★★5
- イワタニ ★☆☆☆☆1

ST-480の火力

更に上を行くST-486の火力

ST-486は弱でもこの火力
単純な火力はイワタニですが、広範囲を炙るのが得意。
ですが、防災道具と考えると狙った場所だけ着火できるSOTOの2種の方が有利です。
そして違いはないのだろうと思っていたST-480とST-486ですが、ST-486の方が火力あります。
伸ばす分だけ圧が逃げてしまうのだと思います。
ここではST-486に軍配!
小学生でも使いこなせる操作性こそが防災にはベスト
- マッチ ★★☆☆☆2
- ライター ★☆☆☆☆1
- ST-480 ★★★☆☆3
- ST-486 ★★★★★5
- イワタニ ★★★★☆4

ST-480は着火する際に緑の着火ボタンを外にずらしながら押します。これが小学生には難しい。これを安全と判断するかは人それぞれ。

ST-486は口を開いたら着火できるのがミスがなくて良いと感じます
幸い我が家には小学生の子供がおりますので同伴で使わせました。
その結果、ST-486が一番でした。
火元の蓋を下げれば着火というのは良いですね。
次はロックをひねれば使えるイワタニ。
以外にも着火ボタンをずらさないと着火ボタンが押せないST-480で苦労していました。
着きやすいのは安全性が・・・という表裏一体という側面もありますが、火をどう扱うかは人それぞれだと思います。
私はマックスペディションなどに入れて移動させています。
これがポケットに入れた状態とは比較できないと思うのです。
どんなに安全性を謳っていても使うのは私たちということです。
後始末&残尿感
- マッチ ★☆☆☆☆1
- ライター ★★★★★5
- ST-480 ★★★☆☆3
- ST-486 ★★★★☆4
- イワタニ ★★☆☆☆2
使った後の処理のしやすさ。
ゴミが出る、ガスなら本体が熱くなっている、残尿感※などを比較しました。

着火ボタンを戻しても数秒火がついたままになります。ノズル内の残ったガスが燃え続ける現象を残尿感と呼んでます(キャンプの世界だけ?)
やはりマッチの着火後のゴミが出るのは気になります。
本体に熱が残るイワタニ、残尿感があるトーチ類を総合して判断しました。
※残尿感・・・キャンプではよく言われますが、ガス器具の特徴で着火後オフにした時にすぐにガスが止まらず火が消えない現象をさします
燃料調達は皆コンビニで買えますが。。。
- マッチ ★★★★★5
- ライター ★★★★☆4
- ST-480 ★☆☆☆☆1
- ST-486 ★★☆☆☆2
- イワタニ ★★★☆☆3
全てのモデルがコンビニで買えます。
マッチとライターはそのまま使えるメリットがあります。
他の3つのモデルはCB缶から供給されますが、イワタニだけは一体型になるので供給性は一番です。
憶測の耐久性(経年劣化)
- マッチ ★★★★★5
- ライター ★☆☆☆☆1
- ST-480 ★★☆☆☆2
- ST-486 ★★★☆☆3
- イワタニ ★★★★☆4
マッチは湿気らなければ着火に問題ないでしょう。
100円ライターは暫く使わないと着火しないことがあります。
元々耐久性を考慮していないと思いますし。
ガスタイプだとイワタニが一番作りが良いので着火するのではないかと思います。
総括!
東京の災害時におすすめの着火器具は「マッチ」と「SOTOマイクロトーチACTIVE ST-486」
- マッチ ★★★★★5
- ライター ★★☆☆☆2
- ST-480 ★★★☆☆3
- ST-486 ★★★★☆4
- イワタニ ★☆☆☆☆1

防災で考えるとST-486が良いと思いますが、防災グッズをキャンプグッズでまかなっているという人はST-480が良いと思います
コンパクトで着火させやすい2種類の着火器具はマッチとST-486となりました。
ライターとイワタニは同数でしたが、防災に適しているのは?と考えるとライターですよね。
イワタニは東京の防災で使うのには大きすぎます。
面で炙るので狙ったところに着火しにくいというのもマイナス。
それからバーナータイプは火力が強すぎるというのもあるので、マッチかライターなど優しい火があると良いです。
私が使っているグッズだとハクキンカイロは優しい火が良いと言われています。
防災&自宅メインならマイクロトーチACTIVE ST-486RG、キャンプやキャンプ道具メインならスライドガストーチST-480C

どちらが良いかは使い手次第
私はST-480Cで良いだろうと思っていたのですが、ST-486RGを使ってみて「ST-486RGも良いじゃないか!」と思いました。
使い分けとしては届かない場所に届くのがST-480、コンパクトでしっかり着火できるST-486という感じ。
伸びる必要がなければST-486の方が手軽に着火できるので良いとも思いましたし、伸びるだけで魅力的なST-480というのも再確認できました。
皆さんの使っているグッズによると思います。
どちらも魅力的な商品なので是非お試しください。
みなさまの防災グッズ選びの参考になれば幸いです。
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