道交法では歩行者は右側通行、自転車は左側通行というのをご存知でしょうか?



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左側通行は恐らくJRがはじめた駅内ルールで道交法では右側通行

道交法では右側歩行が正解

この手の話は気分が悪くなる人が多い話なのですが、、、

東京生活者に質問です!
歩行者はどちら側通行でしょうか?

 

 

 

 

「そんなの決まってるじゃん左側通行だよ!」 →実は右側なんです。

日本では、歩行者は右側通行、自転車や自動車は左側通行することが基本ルールで、歩行者の通行が優先されます。歩行者は歩道がある場所を歩き、道路を横断するときは近くの横断歩道を利用してください。
自転車は車道通行が原則です。

警視庁HPより抜粋

とそれだけの話なのですが、十数年前から東京では(恐らく)左側と誤解している人多いんです。

思えばJR構内の表示からはじまったと思われる左側通行

いつの頃からかJRの構内で表示された「左側通行」の表示。
恐らく駅の仕組み上左側通行が効率が良いのだと思うのですが、私たちはそれに従っています。
ここまでは全く問題ありません。

そしてこのルールは道交法の範囲である歩道でも左側通行になってしまいました。

田舎出身の私は未だに歩道を歩く時に右側通行してしまいます。
小学生から叩き込まれた癖はそうそうなおりません。
なおす必要はないとは言えどうしたものかと思うことが多々あります。

道端ですれ違う時、どちらに避けますか?

答えは歩道なら右側に避けます。
右側通行なのだから右に避ければ良いのです。

駅構内なら左に避けます。
左側通行だから。

車の世界では出来ているこのルールは、歩行者同志でも実践した方が良いのではないかと感じています。
なぜかと言うと災害時に逃げ遅れる問題が発生する可能性があるからです。

エレベーターも降りる人が優先

最近、エレベーターの扉が開いた瞬間に乗り込んでくる人が増えていますが、エレベーターは降りる人が先です。
入口に人がいたら降りられない。
急いでいるからこそ、早く降りられる策を考える。

どちらに避けるのかと同じだと思うのです。

どちらに避けるかは狭い東京で逃げる術の1つ

車の渋滞の原因はブレーキにあると言われています

車の渋滞はどうやって発生するかというと、前方でブレーキを踏むとブレーキランプが点灯、後続がブレーキを踏む、その後続がブレーキを踏むこの連続であると言われています。
渋滞はカーブや交差点から始まることが多いのはこのためです。

これは人間でも同じです。

人間にはブレーキランプが付いていませんが、ぶつかる、止まる、そこにぶつかる、が連続するとそこに渋滞が発生します。
狭い東京では人との距離が近いためにぶつかる可能性が高い。
ぶつかって止まって波が広がれば助かる命も助かりません。

災害時&パニック時にぶつかるのは避けられないからこそ

みんながどちらに避ければ良いのかがわかっていれば、ぶつからずに済みます。
これが癖になっていれば無意識に右に避けるようになるのです。
すでに流れがあるならその流れに沿うしかありませんが。

東京で逃げる時に自由に動いていたらあっという間に逃げ遅れてしまいます。
横断歩道渡るのにすれ違いでぶつかっていたらそのうち強い激突が来るかもしれません。
転倒したらどうなるのか。
後ろから来る人の波に飲み込まれてしまいます。

満員電車で転んだ人を思い出します

田舎から東京に通っている10代〜20代。
骨が軋む音が聞こえる満員電車で倒れ、自力で立ち上がれない人を見たことがあります。
助けに行こうとも、その数メートルが進まない。
扉が開いたら乗降車一直線です。

地面に残ったのは引き裂かれた革のカバンと粉々に砕かれた眼鏡。
丈夫な革が引き裂かれるなんて見たことがなかったし、眼鏡が粉々になるのも見たことがありませんでした。
そしてその持ち主は何処かへいなくなった事もあれば、踏みつけられていたこともありました。。。

みんな避けているんです。
でも後ろの人は見えない、降りたいので押す。
そして踏む。

周りは波に押されて助けられない。
これが災害でも起こる可能性があるのです。

駅構内ルールと道交法は違うと言う話でした

駅構内のエスカレーターはどちら通行?

この記事を書いていてふと思ったのですが、エスカレーターも「左側通行」なんですよね。
なのに左側は止まっていて右側が流れています。

通行とは「道路や廊下などを通ること」を指す意味です。
これって右側通行なのではないでしょうか。

流れに乗っていますが、どうなのでしょうか?

考えてみる価値がある話だと思います

私はこうしろと言うつもりはありません。
ただ、駅構内では「左側」と書かれていて、何も書かれていない歩道は「右側」と言う法律がありますよ、と言う話でした。

1人1人が考え実行する。
これは防災と共通する話ですし、実際災害時に考えられる事例だと思ったので書きました。

最後は自分の身は自分でしか守れません。
世界は全て個々の判断の結果で成り立っています。
何か起こった時に○○が悪い!と言わないように考え備えていこうと思います。

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「災害に備えたい!」 そんな妻の一言からスタートした防災計画。 仕事の都合でたまたま東京23区に住むことになった私が東京都23区に合う防災グッズを探していきます。 便利も不便も楽しめる小学生と、キャンプは嫌いだが防災には関心がある妻、そして数十年前にやっていた(だけ)キャンプ熱が再発したほぼ素人の私。 2人のために確実・簡単に使えるグッズを集め、防災訓練と称してキャンプに行き、それなりに楽しんでくれてます。 防災訓練と言えども楽しむのは大切だと考えています。 キャンプから見た防災という記事やはありますが、「東京23区の防災スタイル」「東京23区在住者から見た防災」というテーマの記事が少ないと思い、人柱になって綴っていきます。 ロマンよりも簡単確実を取り、ブランドにこだわりません。 また防災しか使えないグッズではなく、キャンプやお花見などのレジャーでも使えるものを探すことで、日常的に防災グッズに触れる機会を提案します。 このサイトを見て「自分ならこうする!」と防災について考えるきっかけ作りを目指しています。