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ウイスキーが生まれた経緯
制約って厄介なことだと思っていませんか?
制約って実はアイデアの源なのです。
今回の話はいつも通り防災ネタなので全体的に暗いですが、ポジティブな話題として捉えて欲しいと思います。
ウイスキー誕生の話
フランスで作られたブランデーは果実酒の名前の通りフルーツを使ったお酒です。
多くは白葡萄から作られていて、私たちがブランデーと言っているのは白葡萄から作られるブランデーを指しています。
私も大好きなヘネシーXOは瓶の縁に葡萄の装飾があります。
林檎から作られるカルバドスなんて言われるアップルブランデーも好きです。
カルバドスは中価格帯でフルーティーな味わいで美味しいです。
ブランデーをとても気に入ったイギリスの王室が独り占めしたい!
庶民に渡したくない!
と思った結果、空いた樽に麦を詰めたというのがウイスキーの始まりと言われています。
イギリスは小麦が取れますから。
そして王室はブランデー、庶民はウイスキーを飲むようになったという経緯があります。
でも、ウイスキーは美味しい!
スコッチウイスキー(スコットランドウイスキー)ってマズいですか?
アイリッシュウイスキーってマズいですか?
私は美味しいと思います。
アイリッシュウイスキー派ですが、とっても好きです。
どんな状況でも最善を尽くすことで美味しいウイスキーが出来たという事です。
しかも制約があったからウイスキーが生まれた訳です。
因みにアメリカのウイスキーのバーボンはトウモロコシを一部使っているそうです。
だからバーボンは甘くて飲みやすい。
葡萄しか使えなかったら一部の人にしか手に入らないお酒が麦を使って広く普及した。
制約があったからこそです。
この辺はチャイの誕生も同じようなものなのでいつかお話ししようと思います。
制約や制限を受けると時に良いアイデアが出るもの
私は以前、東京の災害にポータブルバッテリーは不要、モバイルバッテリーがあれば良いと書きました。
それは災害においての話。
ポータブルバッテリーは便利ですし購入をずっと検討しています。
ちょっとした停電なら安心ですから。
とは言え、設定を家屋倒壊までを設定しており、そのレベルになるとポータブルバッテリーは使えないと考えています。
優先順位は低いのでいつになるかわかりませんが。
災害時にポータブルバッテリーを使わないと選択することで大幅な軽量化ができます。
私はこの軽量化という点を重視しました。
災害が拡大した時に、ポータブルバッテリーに依存すると逃げ遅れる可能性があるからです。
電気ストーブ、炊飯器、電子レンジを持って逃げなくていい。
最初からないなら、ないものとすれば良い。
子供を抱えたまま炊飯器も運ぶには?なんてポータブルバッテリーさえなければ考えなくて良いのです。
ご飯が炊けないとなったらレトルトご飯を利用するか、ご飯をなくしてしまうなんてアイデアが出てきます。
これがキャンプだったらバゲットでメニューを考えてみるなんてのも面白そうです。
使えるものだけで考える。
これがなければできない!なんて考えず、これがあるからこれを利用してと考えていくことで新しいアイデアが出てきます。
そしてウイスキーはメジャーになりました
ウイスキーがメジャーになったからこそブランデーを飲んでほしい
制約から生まれたウイスキーはメジャーになり、定番になりました。
そしてブランデーは売れないんだそうです。
ウイスキーは供給不足です。
つまり一部を見ればウイスキーはブランデーを超えたと解釈もできます。
歴史的快挙の最大の要因はシェアしたことにあります。
多くの人とウイスキーをシェアしたから、需要が広まっていったのです。
ブランデーは抱えたから、独り占めしたから衰退したのです。
ウイスキーが広まった今、一度飲んで欲しいのがブランデー。
その理由は、
- 王室が独り占めしたくなるほどの味
- ウイスキーの源流
の2点。
独り占めしたくなる味だというのは頷けますし、ウイスキーの源流を辿ることで、白葡萄から麦に原料が変わった時にウイスキーが最初に目指した味だからです。
ブランデーの汎用性の高さはウイスキーにないもの。
メロンにかけても、柿にかけても、バニラアイスにかけても美味しい。
これはウイスキーではできないことです。
ウイスキーが美味しいのはみんな知っています。
だからこそブランデーを飲んで欲しいです。
可能なら高価ですがXOをオススメします。
グルキャンなどでみんなで買えばワインやビールのような価格帯になりますよ。
先日、コールマンランタンを治すべくショップに持っていった時のこと
私「こんな古いランタン持ち込んですみません」
ショップスタッフ「いえいえ、最近多いんですよ。倉庫から出てきたっていう持ち込みが」
「お父さんからもらった」
「おじさんから譲り受けた」
など、相当古いコールマンのランタンが持ち込まれてるそうです。
私も倉庫から発掘しました。
そして修理に出した理由は子供がいたからです。
ビンテージだから懐かしい思い出の品だからという事ではなく、次の世代には失われていくであろう価値を引き継ぎたいという思いです。
これからの時代は個性や適正が問われるのでしょう。
ファミレスでは配膳ロボットがスタッフ1人の時給で雇えます。
もうその人じゃなきゃいけない仕事か、誰もやりたがらない仕事の2択になるのでしょう。
つまり、学校教育外の経験や本人の適正見極めが必要な時代になります。
好きが仕事になり、就活なんて概念がなくなります。
好きを見つけられなかった子供の末路は。。。
そんな時代がやってくるとしたら、親は何を子供に伝えていくか。
学校が悪いなんて言ってられません。
自分達でやる、という事です。
「東京」で防災にフィルターをかけたら
これまでも沢山唱えられてきた防災。
正直みんな素晴らしいアイデアです。
ただ、「東京」というフィルターを加えたら?
山手、下町というフィルターを加えたら?
大田区のマンション、世田谷区の一戸建てというフィルターを加えたら?
縦に住んでいる人が全員外に出てきたら?
日本の多くの人口が密集する「東京」というフィルターを加えたら防災は脆弱になります。
何故なら個性を受け入れ、便利を受け入れて大きくなったのが東京だからです。
1人1人考えが違う、価値観が違う東京で1つの方法論では助からない。
1人1人の防災、自分の防災の意識を持つことの方が対策よりも大切だと思うのです。
私はここで自分で探して考えたアイデアを紹介します。
そして皆さんは「コイツ、馬鹿だなーこうすればいいんだよ」と言って訂正してください。
それが皆さんの防災になります。
今回も脱線が多い話になってしまいました。
今日は久々にブランデーを飲もうと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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