バイオライト+モバイルバッテリーは川の流れとダムに似ています



Contents

ダムは川の水量を一定する装置

水量を安定させるダム

バイオライトとモバイルバッテリーは川とダムのような関係です。

またいつもの脱線話にお付き合いください。
脱線話が不要な人は半分下へお進みください。

川は一年を通じて安定した水量があるわけではありません。
年間を通じて安定した雨量があるわけではないし、湧水だけで川を河口まで流すのは難しいと思うのです。

そこでダムです。
ダムで1年の貯水量が一定になる規模の水を貯水することで川の水量をコントロールします。
川の水が多ければダムからの水量を減らし、川の水が減ればダムからの水量を増やす。
たまにダムの水が溢れそうになり、放水という行動を取りますが、往々にして川の水をコントロールします。

ゴムボートが防災グッズ

友人がゴムボートと言った時はえっ?と聞き返してしまいました。防災なんて意識がなかった数十年前の話。

「必需品は?」と聞いて「ゴムボート」と答えていた友人がいます。
彼にとってはゴムボートが防災グッズなのです。
「ゴムボートがないと移動ができないから」だと。
何故なら毎年友人宅横の川が氾濫してたからです。
してたには続きがあります。

毎年秋になるとこんな映像が。台風とかじゃなくて予定通り、秋の恒例・風物詩という位置づけです。

そして数年後、別のグループで知り合った人と話をしていたら、川の仕事をしていると。
その方はゴムボートが防災グッズと呼んでた友人宅横の川の氾濫を止めた人だった。
ということを知った時にはご縁だなあと思いました。

川底を掘り、堤防を上げ、水量をコントロールして氾濫が止まった。
ただそれだけの話ですが、成し遂げるまで数十年。
災害なんてピンと来ない若造でも感動したのを覚えています。

今回のバイオライトも少しの発電をどう活かすかがポイントのウッドストーブです。
関係性はあると思います。

口が空いているならモバイルバッテリーを差す

バイライトは

ケトルの中に全て入ります

ミニ火力発電所的ウッドストーブです。
燃焼炉に背負う形で本体を取り付けます。
この本体には熱を電気に変える素子とバッテリー、燃焼炉に風を送るファン、電気をアウトプットするUSB-A端子で構成されています。

ケトル、燃焼炉、本体

自宅でバッテリーを充電することはできますが、我が家ではしたことがありません。

  1. なくても使用に問題がない
    バイオライトはファンが回らないとうまく燃焼しないのでファンが回った方が良いのですが、バッテリーゼロでもファンが回るまで数分。
  2. 放電が早い
    普段から充電していないからかもしれませんがバッテリーは不安定なので、現場で発電すれば良いという意識に変えています。

コンパクトな燃焼炉。上部には穴があり、ここから空気が入ります。二次燃焼のハシリです。

というのが理由なのですが、2が不安定なのと設計がやや古いのでバッテリー容量が足りないのです。
現代のスマホ1台をフル充電するのは厳しいです。

USBには何かしら繋ぐ

我が家では最初に繋いでしまいます。

バイオライトで燃やす時間は実質1〜2時間でしょう。
3時間使ったら灰の処理が必要になるので中断。
充電できるとは言え考えると案外タイトなのです。

結構豪快な燃えっぷり

そう考えるとUSBには何かしら繋いでおきたいものです。
参考までに我が家は、

  1. スマホ(充電)
  2. LEDランタン(ゴールゼロの充電が多いです)
  3. 標準ライト(これが光量光質共に良い)
  4. モバイルバッテリー(充電)

という優先順位で接続しています。
デイキャンプの場合はモバイルバッテリーを繋ぐことが多いです。
フル充電ならもちろん繋ぎません。

本体の充電量は気にせずモバイルバッテリーに充電します。

少しの電気も逃したくないという思いです。
火力発電は潤沢仕様ではありませんから。

モバイルバッテリーはダムに似ています。
電気をせき止め使いたい時に供給してくれます。

最近気に入っているスマホ充電器

最近、乗せるだけで充電できるスマホ充電器が気に入っています。
背が立つのでスマホスタンドとしても使えるからです。

時代ですねえ。

バイオライトのUSBは常に埋めておく、最終的にモバイルバッテリーを差しましょう!

時代は変わり今ではソーラーパネルの方が充電できるのかもしれません。
ですが、ソーラーパネルの大きさ、繋ぐポータブルバッテリーの大きさを考えると、難しい局面もまだまだ多いと思います。

そんな時にはバイオライト。
そしてモバイルバッテリーの組み合わせはまだまだ現役。
落ちている枝を使いお湯が沸かせ、発電できるバイオライト。
小学生でも親が監視のもとある程度は使いこなせます。

我が家ではまだまだ現役です。

(Visited 1 times, 1 visits today)



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

「災害に備えたい!」 そんな妻の一言からスタートした防災計画。 仕事の都合でたまたま東京23区に住むことになった私が東京都23区に合う防災グッズを探していきます。 便利も不便も楽しめる小学生と、キャンプは嫌いだが防災には関心がある妻、そして数十年前にやっていた(だけ)キャンプ熱が再発したほぼ素人の私。 2人のために確実・簡単に使えるグッズを集め、防災訓練と称してキャンプに行き、それなりに楽しんでくれてます。 防災訓練と言えども楽しむのは大切だと考えています。 キャンプから見た防災という記事やはありますが、「東京23区の防災スタイル」「東京23区在住者から見た防災」というテーマの記事が少ないと思い、人柱になって綴っていきます。 ロマンよりも簡単確実を取り、ブランドにこだわりません。 また防災しか使えないグッズではなく、キャンプやお花見などのレジャーでも使えるものを探すことで、日常的に防災グッズに触れる機会を提案します。 このサイトを見て「自分ならこうする!」と防災について考えるきっかけ作りを目指しています。