湯煎炊飯(アイラップ炊飯)を防災キャンプで試してみました!



Contents

災害に向けて色々な炊飯方法を試しています

我が家のキャンプは防災訓練と称して行います

キャンパーだからと言って災害に耐えられる説は眉唾だと思いますが、キャンプのアイデアは災害に流用できるものがあります。
子供には不便を経験しておくことで乗り越える力を養いたいという思いがあります。

という理由でスタートした我が家の防災訓練という名のキャンプ。
なるべく電気を使わず昔ながらのローテクなキャンプで楽しみながら学んで行こうと毎回トライしています。

キャンプと言えば食事は外せませんが、防災訓練なのでとても簡単なご飯ばかりで、映えのかけらもありません。
これを数食やるのは子供の栄養的にどうかと思いますが、1〜2食ならOKでしょう。

炊飯器で炊く今日。鍋を使った原始的な炊飯方法、構造を子供に伝えたいです。

ただ、ご飯の炊き方は教えておきたい。
炊飯器がなくてもご飯は炊けるというのは、東京生まれの子供には貴重な体験になります。
そして災害時、特に停電し回復までの数日間のご飯、レトルトご飯がないなんて時にお米と水があるならご飯を炊き、可能なら近所に配るなんて事までイメージできた方が良いと思っています。

近所&町内レベルの炊き出しに使える湯煎炊飯

今回やってみた湯煎炊飯は鍋の大きさによりますが、ある程度まとめて炊飯できる上に分量が計られているので炊けたらすぐに渡せる炊飯方法でした。

大人数のグループキャンプやボーイスカウトあたりで使える炊飯方法なので知識として知っておきたいところです。
私レベルでも一発でOKだったので皆さんもできますよ!

炊飯してみる

今回の主役アイラップ。

普通のビニール袋にしか見えませんが、熱湯に耐えられる凄い袋です。

今回は1合を炊きます。150gのお米をアイラップに入れます。

お水を入れます。通常は200mlですが、湯煎炊飯は150mlの水で大丈夫。

空気を抜いて「先」で結び30分浸水します。空気を抜くのは浮いてしまうのを防ぐため、先で結ぶのはお米が膨らむから。

お湯を沸かします。大人数なら大きな鍋で。

沸いたら浸水していたアイラップ入りお米をドボン!大人数なら複数食分をドボンします!

中火にして30分湯煎します。蒸発に注意!

モクモクしてきても気にせず煮ます。空焚きに注意!

30分経過。おお!膨らんでる!

取り出します。熱いので注意してください!と言いながら素手でやってます。本当に膨らんでます。

取り出したら5分蒸らします。炊き出しやグループキャンプならそのまま渡してしまいましょう。小分け作業なしなので便利です。このままおにぎり握っても良いですね!

中を開けるとちょっとお粥っぽい?雰囲気なのですが、ちょっと湯気を飛ばすと結構ふっくらしています。お釜で炊いたように絶品とは言いませんが、想像以上に美味しいです!

結構簡単にできました!

注意点は、

  1. 通常炊飯より水少なめ
  2. アイラップの先(入口)で空気を抜きしっかり縛る
  3. 浸水はした方が良いです
  4. 火加減はポコポコ位
  5. 湯煎のお湯の空焚き注意
  6. 開けた時に蒸気を少し脱がすとふっくらします

なのですが、水分量と縛り具合、空焚きだけ注意すればOKという感じでした。
何より、最初から分量が小分けされるので、そのまま渡せるというのは良いと思いました。

今回使用した機材

耐熱袋:アイラップ

耐熱袋なら良いのですが、アイラップは安いので是非手に入れてください。
私はホームセンターで手に入れました。

熱源:オプティマス スベア123r

カセットコンロでも良いです。
沸騰してから30分煮るのでノンストップで加熱してくれるものがベスト。

コールマン パックアウェイクッカー

鍋ならなんでもOK。
蓋付きならなおOK。
沢山炊飯するなら大きめのものを用意します。

その他

お米、水、シェラカップ、燃料。
必要に応じて。

とっても簡単でした!

ご自宅でも。汚れ物も少なくなりますよ!

配れるのが便利ですし、焦げ付きもありません。
ご自宅でもできるのでお子さんと一緒に炊飯してみると良いと思います。

炊き出し向きかな?と思いますが、子供が多いキャンプなどでは重宝すると思います。

(Visited 1 times, 1 visits today)



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

「災害に備えたい!」 そんな妻の一言からスタートした防災計画。 仕事の都合でたまたま東京23区に住むことになった私が東京都23区に合う防災グッズを探していきます。 便利も不便も楽しめる小学生と、キャンプは嫌いだが防災には関心がある妻、そして数十年前にやっていた(だけ)キャンプ熱が再発したほぼ素人の私。 2人のために確実・簡単に使えるグッズを集め、防災訓練と称してキャンプに行き、それなりに楽しんでくれてます。 防災訓練と言えども楽しむのは大切だと考えています。 キャンプから見た防災という記事やはありますが、「東京23区の防災スタイル」「東京23区在住者から見た防災」というテーマの記事が少ないと思い、人柱になって綴っていきます。 ロマンよりも簡単確実を取り、ブランドにこだわりません。 また防災しか使えないグッズではなく、キャンプやお花見などのレジャーでも使えるものを探すことで、日常的に防災グッズに触れる機会を提案します。 このサイトを見て「自分ならこうする!」と防災について考えるきっかけ作りを目指しています。