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性格が出るグッズ選び
「グッズ選びなんて好きなものを選べばいい」
と言われたら確かにそうなんです。
ただ、続けていくうちに「これじゃなかった」という事が多々出てくるんですよね。
多いパターンとしては安物買いの銭失いではないけれど、リーズナブルな商品を購入し、使ってみたら全然使えないなんて経験あるのではないでしょうか。
キャンプならハプニングの1つとして刻まれますが、災害では命に関わることも考えられます。
かと言って高級な防災グッズを手に入れたら命は保証されるなんてことありません。
今日のキャンプグッズに関して言えば100均商品がすこぶる良い。
多くは100円以上で販売されていて100均ではないだろうというのも存在しますが、販売チャンネルの規模から大量仕入れで大幅値下げできる100均の商品は、必ずしも安かろう悪かろうというものではなくなりました。
100均商品は今や多くの人が納得している商品、需要がある商品として検討対象にした方が良さそうです。
「好き」と「合う」を合わせていく最短の方法
好きなモノを買ったはずなのに想像と違った!を減らすポイントは何かを考えていきます。
私が思う1番のポイントは目的なんじゃないかと思います。
テーマと言った方がわかりやすいかもしれません。
キャンプならハプニングの1つですが、災害なら命に関わること。
「好き」は大切ですが、「合う」を優先した方が満足率が上がる気がするのです。
参考までに我が家は防災やオシャレキャンプといったテーマではなく「確実に使え確実に使えるもの」を最優先します。
こんな感じ
- シンプルな一体型
シンプルなら何に使うものか説明しなくてもわかりますし、一体型なら紛失や忘れ物がありません。
そして組み立て不要なのですぐに使える。
大きさや重量は目を瞑ります。
持てないなら諦めます。 - 小学4年生に説明しなくても使える操作性
小学4年生に説明なしで渡して使えないものは防災グッズに加えません。
ウチの子はレッドレンザー、ゴールゼロ、ソロストーブをキャンプ道具の中から見つけ「これすごーい」とキャッキャしながら使いこなしました。
災害時に説明している時間はありませんし、慌てている中で使えるもの。
ワンボタン、ワンタッチ、そういう感覚で使えるモノを選びます。 - 普段から使えるもの、流用品
理由は2つ。
1つ目はいつ来るかわからない災害に向けて備え続けるのは資金・場所・メンタル的に限界があること。
2つ目は用意しても使えなければ意味がないので普段から使うことが大切ですし、使うからこそ使える使えないの判断ができるから。
我が家は防災グッズを買わず流用できるものを選ぶ傾向があります。
そして効果があるであろう上位を選ぼうとします。
その後、購入したものを防災訓練という名のファミリーキャンプをしながら練習したり試食してみたりします。
それが効果的か、効果的ではないかを判断し、一軍入りさせたり、次の候補を探したりします。
トイレで想像すればわかりやすいと思います。
- 確実に使えて:災害時に突発的に来た時に、我慢しながら説明書を見て組み立てられるだろうか
- 確実に抑えられるもの:漏れがないか
- いつどこで使うのか
家の中だけで使うことを想定するのか、倒壊後まで想定するのか?
屋外で使うなら壁は必要か、そのまま行くのか。
そんなことを想像してみるのです。
災害までに「使える」ようになっておくのが備えること。買うだけは備えるではありません。
「備えなさい」とよく言われますが、その備えるとはなんでしょう。
私は「災害を想定し対応できるように準備する=使えるようになっておくこと」だと考えます。
道具を揃えるのではなく、災害時に使える道具を揃えるのです。
我が家は使わないとわからないので使えるように防災訓練という名のキャンプに出かけます。
防災訓練では「今回は水蒸気炊飯をやってみる」「今回は自動炊飯をやってみる」などと1つだけ目標を決めてやってみます。
やってみたらそれが出来たのか、出来なかった場合は何が問題なったのか、次はどこを注意すれば良かったか、なんて話を車で移動しながら子供と話します。
車内のBGMをオフにすることもある位で、子供は一生懸命考えて話します。
キャンプはそれほど重要ではなく、その時間こそが災害時の判断を養うと思うのです。
防災訓練とは言えキャンプですから楽しくが基本。
そこに先人達の知恵を拝借し機会と考え楽しく取り入れるという感覚です。
我が家がソロストーブを使う理由
理由は3つ
- 一体型だから
本体と五徳のみというシンプルな構造。
組み立ても五徳をひっくり返すだけという全く面白味のない構造。
そして五徳も含めて立体的な形なので、ウチの子が無くすという心配がありません。
無くしてしまうような条件を作らないのは親の判断。
無くしたと子供を責めても仕方ないのです。 - 横風に滅法強いから
東京名物の隙間風と横風に耐えられるという判断です。
火が真横に流れるほどの突風が吹いても消えるどころか火の粉も舞わないのは素晴らしい。
そういう意味ではソロストーブや七輪は完成形の1つでしょう。 - 火起こしがとても楽だから
親は監視するのが前提ですが、子供火起こしをさせることが多々あります。
自分でやれば早いですが、知恵を学ぶのが目的の防災訓練ですから子供にやらせたい。
ソロストーブ、バイオライト、ペトロマックスアタゴなら楽々着火出来ます。
因みにうちの子はバイオライトが好みらしく、組み立てから着火まで1人でやります。
確実に準備ができ、火起こしできるものを選んだ結果、少々重くても大きくてなっても構いません。
災害レベルに応じて使えるなら使いますし、使えないレベルならあっさり切り離します。
そもそも人が多すぎる東京で焚き火をするのは難しいです。
使うなら近所の炊き出しレベルなのでしょう。
だから重量級でも問題ないと思っています。
それよりも瓦礫が真横にあるところで着火可能性を考えると風に強い焚火台が良いと考えるのです。
火があれば暖も取れますし、明るさは心の平穏を得ることができます。
場所と環境と条件で決まる
ソロキャンプでもなく、ファミリーキャンプでもなく、防災視点なので確実に準備し使えるものを選ぶということです。
純粋なキャンパーなら違う焚火台を選ぶかもしれませんが、、、今のモデル達が楽すぎるので今のモデルで満足しています。
全ては場所と環境と条件で決まるのだと思います。
1つ合えばOK!他は諦める!多くを望まない考え方
- バックパックキャンプならコンパクトさと軽量を
軽量コンパクトならOK機能性は捨てる - オシャレキャンプならオシャレを
オシャレどうかにこだわり機能性は捨てる - 防災を目的とするなら確実に使えるものを
確実に使えるものならOKコンパクトさを捨てる
両方を取らない、全てを求めない、1つベストがあれば他は諦めるという選びかたが結果的に満足できると感じますし、災害時の判断をスピードアップさせます。
「助かりたいけど、汚れるのは嫌」なんて言ってたら助かる命も助かりません。
なんでも出来るを選ぶなら1点主義の方が防災グッズとしては良いと思うのです。
「1つできれば万々歳」鬼滅の刃で聞いたようなセリフですね。
防災グッズが買えるのは試す機会があるから
防災訓練という名のキャンプをはじめて数年経ちましたが、ソロキャンプとファミリーキャンプは同じ車を使っても装備が違いますし、夏と冬でも装備が違うことがわかりました。
若い時にやっていた夏だけのキャンプではわからなかったことです。
若かりし頃、ホームセンターでしか買えなかったキャンプグッズが、今ではアウトドアショップができ高品質なものが買えるようになりました。
更に100均でも満足できるクオリティーのグッズが登場しています。
こうして購入し使うことが出来るのは、防災訓練という名のキャンプで消費するからです。
これが災害専用のグッズなら災害が起こるまで使わないのだから予算は出し難いでしょう。
使うことができれば使い勝手が分かりますし、ブラッシュアップでき、災害時に戸惑う可能性が減るはずです。
これはキャンプという消費に見えて災害に向けての投資だと考えています。
個人的には機能美が好き
キャンプなら、興味はデザインなのか、機能なのか、ギミックなのか、軽さなのか、ベージュで統一したオシャレキャンプなのか、ミリタリー風キャンプなのか。
防災なら、
- 車を使って移動するor電車を使って移動する
- 川のそば、山のそば、オフィス街、住宅街
などをベースにスタートすると良いと思います。
スタートは憧れの人のキャンプで良いし、気になる防災者の防災法を徹底的に取り入れてみる。
「お住まいのエリア 防災」で検索するのもありですね。
そこから日常で使い、ブラッシュアップし、自分色・ご家庭色を出していくことをオススメします。
1つの基準で選んでみると満足のいくグッズに出会える確率が上がります。
そのテーマを見つけられた人は幸せなのだと思います。
我が家が選んだベストな焚火台は「ペトロマックス アタゴ」「ソロストーブ」「バイオライト」でした。
煮炊きが得意、暖が取れ、 横風に滅法強い。
東京の災害時に登場することはないと思いますが、いざとなったら使える道具の1つです。
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