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現在地は「生活に防災を溶け込ませる」
本年は当サイトをご覧いただきありがとうございました。
貴重なお時間を当サイトに割いていただいたことに感謝しております。
何度もお越しくださった方もいてとても勇気づけられました。
元々は「東京ならではの防災法を考える」ところからスタートした当サイト。
現在もその基本は変わらずサブテーマとして「生活に防災を溶け込ませる」ところを考えています。
防災だ日常だと分けずに、常に災害中と言う考えです。
だからと言って寂しい生活という訳ではなく、身の回りに防災グッズに応用できるもので埋めていく。
消費ではなく投資という意識で日々を生きていく。
結構楽しいですよ。
グッズや人の出会いも多いですしね。
このサイトで紹介したキャンプグッズは全て楽しく使っていますし、子供も含め使い慣れています。
我が家のように防災グッズとして購入したキャンプグッズでキャンプ、というのは必ずしもオススメではありませんが、特に不満もありません。
オシャレキャンプではないけれど、「防災グッズでキャンプ」というスタイルもアリだと思うのです。
圧倒的世界一の利用者数を誇る新宿駅、ちょっと離れ、それでも他を圧倒する渋谷駅を持つ東京
世界のTOP50の中の40は東京の駅が占めています。
異常な混雑が標準の東京では平均的な防災グッズでは難しいのでは?と仮定してスタートしました。
東京は、
- 常に外出しているので外出中に災害に遭う可能性が高い
- 公共機関&徒歩で移動していくために防災グッズをトランクに入れていくということが出来ない
- オーバーキャパ
例えば山手線は駅の数よりも電車の数が多い。
1区間2〜3分なのに1〜2分おきに電車が到着する。
災害発生時には駅と駅の間で止まる可能性がある。
という存在自体が特殊性を持つエリアです。
北海道なら雪かきのスコップ、昔の暴れ川である小貝川側ならならゴムボートと言った具合に特化した環境下であることははっきりしているのだから、東京ならテントや焚き火よりも混雑を避けたり、倒壊から逃げることに特化したテーマの軽装備の防災グッズが必要なのではないかと考えています。
以前、防災グッズでキャンプはできるが、キャンプグッズで防災には耐えられないと言うログを書きました。
恐らく座ることすら許されない東京の災害時においてテントが厳しい。
ガスコンロがあれば温かいご飯がと言っても、座ることすら許されない東京において煮炊きなんてできないし、仮に煮炊きしたとして、美味しそうな匂いを1m横にいる人の横で出したらどうなるのか?
そもそもグッズを徒歩と公共機関で移動する東京にいてどうやって持ち歩くのか?
寝に帰るだけの東京で災害は夜に起こると決まっているのだろうか。
50cm横にお隣さんがあるような東京で自宅は大丈夫でもお隣が倒壊しないと言えるのだろうか。
自分という視点から自分達という視点で考えてみると違った景色が見えてきます。
ガンダムよりボトムズの世界観
ちょっと脱線しますが、私はロボットアニメ世代なのでロボットに例えてみると、東京の防災はガンダムよりもボトムズの世界観なのだと思うのです。
アムロ・レイがガンダムというスーパーなモビルスーツに乗り、エースパイロット、ニュータイプ覚醒というスーパーな物語。
ではなく、キリコ・キュービィーがスコープドッグという量産タイプのAT(アーマードトルーパー=ボトムズに登場するロボットの総称)を乗り継いでいく物語。
キリコもPS(パーフェクトソルジャー=異能者)だったという言ってみればニュータイプなものではありますが、ポイントは量産タイプのATを乗り継いでいく、乗り捨てていくという感覚を持つのが良いのではないかなと思います。
お時間があれば是非ご覧いただきたいのですが、本当にポンポン乗り継ぎ捨てて行きます。
妙な推しになってしまった。。。
テントやガスバーナーは専用品。
ここではガンダムに相当するのでしょう。
量産=どこにでもある汎用品、大量生産品を使うというスコープドッグを乗り継ぐ感覚は、どこにでもあるものを利用して災害を乗り越えていく感覚。
これこそがたくさんの人が行き交う東京の防災スタイルだと思うのです。
余談ですけどユニコーンガンダム良いですね!
つまり、備えるのは防災グッズではなく生き抜く知識や流用応用できる知識なのかもしれません
防災グッズがあれば安心、という感覚はイレギュラーに耐えられないと思うのです。
上からは看板が落ちてくる、横からは家の壁が倒れ、下には瓦礫、一棟が倒れたらドミノ倒し。
そして座ったら踏みつけられて命を落とすかもしれない。
満員電車のように倒れたら救うことすらできず踏みつけられて血だらけに倒れてた人を何度も見たことがありますが、そんな地獄絵図の可能性を秘めた街が東京なのです。
起こるのは災害ではなく確実に人災です。
そんな時に正確な手順で災害対策は厳しいと思うのです。
暗い話になってしまいましたが、最悪を想像しておけばそれよりは明るい。
本年は大変気付きの多い時間を過ごすことができました。
2023年も東京の防災とは何かについて考えていこうと思います。
2022年、当サイトNo.1防災グッズはゴールゼロ!
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