燃料用アルコール・無水アルコール・消毒用アルコールなど薬局で買えるアルコールで燃焼比較してみました!<レビュー>



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キャンプだけじゃない!災害時にも使えるアルコールストーブ

手軽で美しいアルコールストーブの魅力に取り憑かれてしまいました!

最近、すっかり魅力に取り憑かれているアルコールストーブ。
シンプルな作り故に故障が少なく、燃料調達も簡単、厳寒期にも着火でき、本体価格もリーズナブルと言うことで防災的に良いのではないかと注目しています。

実際とても使い勝手が良く、火加減が難しいや風に弱いなどもデメリットを感じますが、そもそも災害時に火加減が必要な状況はそれほどありません。
災害時に必要なのはお湯だと思いますので、湯沸かし器としてみてもアルコールストーブは良いものだと思うのです。

最近は災害用と注目しながら燃焼の美しさにも興味を惹かれていて、ちょこちょこ集めるようになりました。
これを沼というのですね。。。

アルコールストーブの燃料は薬局で買える

薬局で買えるアルコールで燃やしてみます!

アルコールストーブの燃料は一般的には燃料用アルコールになりますが、薬局で買えるのをご存知でしょうか?
アルコールランプの燃料だったこともあり、薬局に売られているのでしょう。
しかも薬局で買うと品質は問題なく、安い。
これもアルスト使いがハマる理由かもしれませんね。

アルコールストーブで使うアルコールは主に3種類

アルコールと言っても色々あります。
表にしてみました。

燃料用アルコール無水エタノール消毒用エタノールイソプロパノール
主な成分メタノール、エアノール、イソプロパノールエタノールエタノール、イソプロパノールIPA(イソプロパアルコール)
主な使い方燃焼用水が使えない電気製品の清掃など手指・皮膚の殺菌・消毒皮膚の殺菌・消毒
価格の目安300円/500ml1400円/500ml600円/500ml1300円/500ml
備考要換気、原則屋外使用飲料用アルコールではないので飲めませんイソプロパノールなどを添加して飲料用外にし、酒税を免除されるので安い親水性ウイルス(ノロウイルス、アデノウイルスなど)に対する効果はエタノールに比べて劣る

燃料用アルコールは安いですね。
ただし、毒性が強いため屋外使用に限ります。
(屋外使用なら害は低いです)
安全のためにも全て屋外使用でお願いします。

ふと思う「消毒用エタノールってアルコールストーブで使えるの?」

ここで今回のネタの発端を。

ウェルシアで購入

薬局で燃料用アルコールを買いに行った時に職場で使う消毒用エタノールをついで買いした時のこと。
燃料用アルコールは売場にはなくレジの裏に置いてあるので、先に消毒用エタノールを手に取りレジに向かう時に、ふと「消毒用エタノールって燃やせるのか?」と思ったのです。

災害時に湯沸かしが必要になった。
燃料用アルコールがない、または使い切ってしまった。
そんな場合に使えたら救える命があるかもしれない。。。

災害にお湯の優先順位は低いと思っているのですが、何かあるかわかりません。
このログを書いている1月、そして3月中旬までの冬期の災害で最大の敵は寒さです。
体を温めて元気を取り戻せる人がいるなら、お湯を沸かすのも良いと思います。

さっと調べてみると、アルコールストーブの燃料はメタノール、エタノール、イソプロパノールとありました。
今まで燃料用アルコール=メタノールベースの燃料しか使っていなかったので試してみようと3種類のアルコールを入手しました。

という事で燃やしてみました!

着火〜プレヒート

この実験のためにワッツのアルストを3台買ってきました。550円でこのクオリティーって凄い!

各15ml入れました!左から燃料用アルコール、無水エタノール、消毒用エタノールです。

着火!

最初の10秒はこんな感じ

45秒を過ぎると左が立ち上がってきました!

1分を過ぎて左は本燃焼、中央、右も本燃焼に入ろうとしていて、急に炎が大きくなりました。

3つとも本燃焼に入りました!

しっとり落ち着いている左、少々暴れる中央と右

段々、中央の色が白色になり4〜50cm位の高さまで炎が上がりまます。左右は色は同じで高さも大体同じという印象。

近づいてみました。左はさすが燃料用と謳うだけあって安定しています。中央の無水は非常にエネルギッシュ!右の消毒用はやや弱いですが、使えないことはありません。お湯は沸くと思います。

7分を過ぎた頃、急に左と中央の力がなくなってきました。

消毒用エタノールだけ残る

7分20秒で一気に小さくなり

7分30秒で同時に消えました。右だけ元気!このまま更に2分間燃え続けます。

9分30秒に急に小さくなりました

9分40分に全て消えました!

消毒用アルコールはアルコールストーブでも使えました!

今回の実験で消毒用エタノールで着火することができました。

燃料用アルコールはリーズナブルですが、殺菌消毒用ではありません。
ソロキャンプで使うなら燃料用アルコールでも良いですが、お子様がいるキャンパーなら消毒用アルコールでも良いかもしれませんね。

普段は殺菌消毒用として使い、緊急時にはアルコールストーブの燃料としてお湯を沸かせる。
そういう意味では日常生活と災害がリンクさせるという当サイト向きの知識になりました。

消毒用エタノールは怪我人の殺菌消毒に使うので災害時には非常に大切になります。
しかしながら、災害から72時間は人命救助を優先すると国が言っているのですから自力でなんとかしたい。
その中で湯沸かしという選択肢が用意できるかもしれないというのは良いと思います。

ワッツのアルコールストーブが使える

今回使用したアルコールストーブは100均のワッツで550円で入手しました。
アルコールストーブは本体だけでは使えないので、鍋を乗せる五徳や風防などもそれぞれ100円で販売されているのでセットで購入してください。
ご自宅に小鍋を使えばお湯は沸かせます。

キャンパーさんなら朝食のコーヒーなどの湯沸かしに最適ですし、夜の静寂の中で静かな燃焼音と炎は神秘的な体験になります。
そう、アルコールストーブは形も炎も美しいです。

是非、アルコールストーブを使ってみて欲しいです。

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ABOUTこの記事をかいた人

「災害に備えたい!」 そんな妻の一言からスタートした防災計画。 仕事の都合でたまたま東京23区に住むことになった私が東京都23区に合う防災グッズを探していきます。 便利も不便も楽しめる小学生と、キャンプは嫌いだが防災には関心がある妻、そして数十年前にやっていた(だけ)キャンプ熱が再発したほぼ素人の私。 2人のために確実・簡単に使えるグッズを集め、防災訓練と称してキャンプに行き、それなりに楽しんでくれてます。 防災訓練と言えども楽しむのは大切だと考えています。 キャンプから見た防災という記事やはありますが、「東京23区の防災スタイル」「東京23区在住者から見た防災」というテーマの記事が少ないと思い、人柱になって綴っていきます。 ロマンよりも簡単確実を取り、ブランドにこだわりません。 また防災しか使えないグッズではなく、キャンプやお花見などのレジャーでも使えるものを探すことで、日常的に防災グッズに触れる機会を提案します。 このサイトを見て「自分ならこうする!」と防災について考えるきっかけ作りを目指しています。