1月17日は「防災とボランティアの日」



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阪神・淡路大震災

1995年1月17日に阪神・淡路大震災が起こった日です。
震度7を記録した大震災でした。

その当時、働いていた職場の同僚が復旧作業で東京から1ヶ月向かったのを覚えています。
電柱という電柱が折れ、電線で宙に浮いていたそうです。

「どうだった?」
「言葉が出なかった」

これが全てだと思いました。

震災当時、多くのボランティアが活動していました。
テレビでも映されていました。
そんな事から防災とボランティアの日が設定されたという事です。

あの時の活動が東関東大震災にも引き継がれました。

災害の原則は「自分が生き残るために行動する」

言い方を変えれば迷惑を極力かけないという事です。
全員が実現できれば全員が助かります。
誰かを助けるのが美談とされていますが、まずは自分の安全が第一です。
冷たい言い方になりますが、これが実は難しいのです。

国は災害後72時間は人命救助を優先する」と言っています。
一人でも多くの命を救うという事です。
死者を出さないように尽くします。

72時間後にはあなたを助けに来るから自力で生き延びてください
という事です。

自力なのだからSNSに書くことをせず、自分のことをやればいいのです。
そしてSNSが生きているならそれは命に関わる人だけの参加にしておきたい。
5m隣では別の問題が起こっているのだから、多くの書き込みは結果的にデマになりうる。

その72時間の間自力でなんとかする力はつけておきたいと思っています。
自力で立て直し、家族、その周辺の人を助けようと思います。
それができれば更にその周辺の人。
そうなれるよう備えるだけです。

ボランティアができる人は是非!
人を救うのは人の心です。
そうなれる人になりたいです。

東京は知恵と判断が最重要

東京は人が多く公共機関で移動します。
電車やバスやビルの中はぎゅうぎゅうでそれらの人が地上に降りてきたらどうなるか?
多くは出先で家に用意していた防災グッズがある。
壁は倒壊し、上から看板が降ってくるかもしれない。
階段やエスカレーターでは足を踏み外してドミノ倒しになるかもしれない。

どれも考えられますし、全部同時に起こる可能性もあります。
防災グッズがないから詰んだと思わず知恵と判断で乗り切る。
ダメなら手を上げる。

阪神・淡路大震災ではブロック塀が倒壊して下敷きになったり、落ちた橋桁をベンツのSL(オープンカー)のAピラーで支えているなんて映像もありました。
備えても想定通りにはいきません。

私は災害中の日常生活を送ることにしました!

防災生活|日常を防災グッズで満たしていく

私のサイトでは防災と言っておきながらキャンプグッズが多い

これには理由があります。

  • 災害と日常を分けない
    多くの防災者が「災害になったら」と言います。
    それは個々の考え方ですから全部正しい。
    私は「災害の中で生きる」という考え方です。
    なので日常で使えないもの=災害で使えないものという意識になります。
    私はキャンプをするので東京の防災グッズとして使えるものをキャンプグッズにしています。
    焚火台1つとっても防災に使えると判断していますし、このサイトで紹介しているということは防災グッズだということです。
  • 道具から教えられる
    例えば本ですが、著者が10年20年かけて積み上げたものが本になるわけです。
    キャンプグッズも基本は同じだと思っています。
    積み上げた知識と経験を1つのグッズに凝縮、その恩恵を受け学ぶ。
    恩恵は一瞬ですが、知識は膨大。
    だから経験を積み上げたキャンプグッズを愛用します。
  • 実践こそ最大の防災
    使っていなきゃ使えません。
    まともな精神状態じゃない時間に追われ慌てる。
    冷静なこと書いてる私だって慌てるのだと思います。
    だから説明書なんて読んでる場合じゃないんです。
    そんな状態で使えるのは息を吸うくらいに馴染んでいるものだけです。
    だから普段使いできるものだけで備えます。
    それがキャンプグッズです。

シンプルで説明書がなく組み立て不要なもの

もっと言ってしまえば小学生の子供が使えるものこそが防災グッズという基準を設けています。
説明書を見せないで触らせてみて、使えるか判断する。

とは言え災害中だからと言って、毎日緊迫している訳ではありません。
だから防災グッズを使ってキャンプしますし遊んだりもします。
仕事もしてますし。

複数の側面から見て判断をします。

3.11の経験が防災活動のベース

防災EDC=いつも持ち歩く防災グッズ(2022年12月現在)<レビュー>

私は東京にいるなら軽装装備(防災EDC)を持ち歩こう!という主張がメインです。
これは3.11の経験がベースになっています。

電車で出かけ先、家に徒歩で帰る。
こんな状況でテントやポタ電なんて必要だろうか。
スニーカーやトレッキングシューズの方が必要なんじゃないかというのがベースになっています。

最近は防災EDCから派生させて東京で使える防災グッズという位置付けでキャンプグッズを集めています。
毎回テーマを決め防災訓練という名のキャンプを行う。
子供にはただのキャンプですが、実は親子で経験を積むというのを目的としています。
実験感覚が強いので飽きずにキャンプできています。

色々な防災発信者からインスパイアされる

私以外には食品面、トイレ、学生運動、ママが子供を守る、地域支援など様々な側面から防災について色々な人が発信をしています。
その中からそうだなと思う防災法をベースに自身で実践してみると「いいね!」「あれっ?」と思うはずです。

そこから自分ならこうなんじゃないかと仮説を立て実践していくことで1人1人の防災感が出来上がってきます。

どうぞ色々な人からインスパイアされてください。
防災はみんな違っていいのです。

大切なのは困っている人に支援者を送り込めるように自分でなんとかする。
そして困っている時に手を挙げられる勇気を持つということです。

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ABOUTこの記事をかいた人

「災害に備えたい!」 そんな妻の一言からスタートした防災計画。 仕事の都合でたまたま東京23区に住むことになった私が東京都23区に合う防災グッズを探していきます。 便利も不便も楽しめる小学生と、キャンプは嫌いだが防災には関心がある妻、そして数十年前にやっていた(だけ)キャンプ熱が再発したほぼ素人の私。 2人のために確実・簡単に使えるグッズを集め、防災訓練と称してキャンプに行き、それなりに楽しんでくれてます。 防災訓練と言えども楽しむのは大切だと考えています。 キャンプから見た防災という記事やはありますが、「東京23区の防災スタイル」「東京23区在住者から見た防災」というテーマの記事が少ないと思い、人柱になって綴っていきます。 ロマンよりも簡単確実を取り、ブランドにこだわりません。 また防災しか使えないグッズではなく、キャンプやお花見などのレジャーでも使えるものを探すことで、日常的に防災グッズに触れる機会を提案します。 このサイトを見て「自分ならこうする!」と防災について考えるきっかけ作りを目指しています。