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薬局→酒屋→消毒
ポーランドを代表するお酒「スピリタス」。
なんでスピリタスが世界で有名になったのかは世界最高の96度というアルコール度数にあります。
その下は70度がちらほら存在する位ですからいかに96度というアルコール度数が凄いかわかるというもの。
スピリタスを取り上げることになったきっかけですが、現在沼に陥っているアルコールストーブにあります。
このサイトはキャンプグッズを取り上げる事からキャンプグッズレビューサイトとして見られがちですが、土台は東京の災害対応を考える防災サイトです。
ネタのように感じても防災に繋がることを発信していきますので笑いながらお付き合いください。
災害が来る前から顰めっ面だと災害時に笑えません。
どんな状況でも笑顔でいられることでポジティブになれますしアイデアが出てくるモノです。
ここでスピリタスへの流れをまとめ
- アルコールストーブが災害時に使えそうだ。
キャンプにも使えるし、花火の着火装置にも使えそうだし、ウチの子も大好き。
壊れないし、メンテ不要なので防災向き。 - 薬局に手指消毒用のアルコールを買いに行った時に「消毒液もアルコールじゃない!燃えるのか?」と思う
調べたら3種のアルコール、メタノール(燃料用アルコールのベース)、エタノール(消毒液のベース)、イソプロパノール(消毒液のベース)が使えることを知る - 薬局で買えるアルコールを入手し燃やす
燃料用アルコールは安定していたが、無水エタノールや消毒用エタノールもよく燃えた。 - エタノールに関心が出る
燃料用アルコールがガス由来で劇物なので、子供がいるご家庭は高価だけど消毒液を燃やした方が良さそう。
消毒用エタノール&無水エタノール→エタノール?→お酒! - 酒屋に走らず手持ちのエタノール(という名のお酒)を燃やす
ウイスキー、ラム、ブランデーを燃やしたが40度程度では満足行く燃え方ではなかった。
アルコール度数が高いお酒と言えばスピリタス! - 酒屋に走りスピリタスを燃やす
スピリタスを燃やしたらよく燃えました。
96度って無水エタノールじゃないか! - スピリタスって消毒液として使えるんじゃないか?
↑
今ここ
という流れになります。
長い。。。
スピリタス消毒スプレーの作り方〜消毒用エタノールが売場から消えた時に使えます!
くれぐれも火気厳禁&飲料不可で周知徹底を
スピリタスを水で薄めただけですが、本当に消毒液のような手触りと印象があって使えると思います。
基本は市販の方がいいけれど、非常事態に薬局になかったら酒屋に走れば売ってるよって事でした。
そして、くれぐれも火気厳禁&飲料不可です。
今回の作り方だと大体アルコール度数70度です。
先日の実験の結果しっかり燃えていました。
96度よりは少々安全だけど、その程度です。
そして、スプレーにした理由があります。
子供や舐めたり飲んだりしたら急性アルコール中毒は避けられませんし、大人でも70度のお酒はあまり飲まないでしょう。
自宅にあり、たまに飲む私でも一口にしている位です。
後で移すからと言ってお茶碗やコップ、皿などでは絶対に作っていけません。
そんな時に事故が起こるものです。
スピリタスができること。アレンジ3選
そのまま飲む、カクテルのベースに使うというお酒本来の使い方以外にできることは主に3つ
- 果実を漬けて保存する
本家ポーランドはチェリーをスピリタスに漬け込むそうです。
しっかり染み込むそうです。
チェリー1:氷砂糖1:スピリタス1位で良いのかな?
レモンやイチゴも美味しいそうです。
美味しそうなのでこれはそのうちやってみます! - 燃料として使う
これは先日のログでも書きましたが、スピリタスはよく燃えます。
赤火ですが問題ありません。
ただ燃料のために常備するのはちょっと違うと思うので、普段は消毒用アルコールを常備した方が良いと思います。
我が家は燃料用アルコールも持ちます。 - 消毒用エタノールとして使う
消毒や除菌でアルコール製品を使用する場合は、濃度が70%~95%(ただし、入手困難な場合は60%台でも差し支えない)そうです。
という事なので、増量を兼ねてちょっと薄めてみると良いかもしれません。
薄める時は精製水で薄めるのが基本ですが、災害時にはあるものでやるしかありません。
ミネラルウォーターでも良いでしょう。
アルコールストーブとスピリタス
災害時に加熱調理をすることは原則ないと考えていますが、赤ちゃんやお年寄り、怪我人などお湯が必要な人はいると思っています。
そんな時に、
- コンパクトで湯沸かしに適している
- 薬局(や酒屋?)などで燃料が手に入る
- ガスは氷点下に弱いので氷点下でも着火できるもの
としてアルコールストーブに注目しました。
最近は、
- 防災者がカセットボンベガスを備蓄しようと紹介している
これはとても良いことですが、 - 嵩張るカセットボンベは狭い東京の家に置けるかと考えると少々難しいと考えました。
カセットコンロはどこのご家庭にもあるけれど、年々使用頻度が落ちているのではないか?
現実的に12本以上備蓄する人は少ないのではないか? - となると、災害時にコンビニやスーパーに殺到する可能性がある(寒い時期は特に)
- カセットボンベはそれなりに場所を取るのはコンビニも同じ。
予定数量しか置いていない可能性が高くあっという間に完売する可能性がある - 買い占めるのは人間の生存本能の1つだが、それによって必要な人へ届けられない可能性がある。
という考えています。
これは東京に限った話かもしれませんが。
そこで身近で入手できる幾つかのエネルギーを開拓してきました。
それが灯油であり、本ログで書くアルコールであり、たどり着いた1つがスピリタスという事です。
脱線と飛躍と妄想。
これこそが災害に必要なものです。
防災グッズがないから死を受け入れるなんてあり得ないです。
なんとかする為にこれが使えるんじゃないかと考えるのはとても大切な事です。
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