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アルコールを燃料とするストーブ(火器)です!
最近、アルコールストーブ沼にハマっています。
使っているうちにシンプルで奥深い世界にハマって抜け出せません。。。
当サイトは防災サイトですが、キャンプ道具であるアルコールストーブを紹介する理由があります。
それは第二の火器として魅力があるからです。
まとめると、
- リーズナブル
- 場所を取らない
- メンテナンスフリー
- 燃料は薬局で手に入る
- お湯を沸かすのに適した火力
- 氷点下でも使える
災害時の第一火器と言えばカセットコンロになるかと思いますが、コンビニやスーパーで売られているものの、それなりに場所を取るので、予想本数しか在庫しないと思うのです(東京では)。
前提として東京の人で備蓄している人は少ないと思われます。
何故ならすぐに手に入るところで売られているから備蓄のイメージが湧かない。
個人の備蓄が終わった時には買い占め後。
災害時のガス缶の優先順位は低いと思われるので到着は未定になりますし、入荷直後にまた買い占めが続いたら暫く入荷はないものと同じ。
1人1本と言う規制が入れば家族が多い方が優位に立てるのは言うまでもありません。
ガス缶は個人の備蓄が終わったら入手できない可能性があるのです。
そこでアルコールを使うアルコールストーブに着目しました。
アルコールは場所を取らないので備蓄しやすい。
またコンビニやスーパーではなく、薬局(場合によっては酒屋)で入手できるのも良い。
火力調整が難しいとか手軽ではないとか言われますが慣れです。
防災で使えるか?と問われれれば使えるのはないかと思っています。
メリットとデメリット
メリットは、
- シンプル
- 軽量
- コンパクト
- 壊れない
- メンテナンスフリー
- 燃料が薬局や酒屋で調達できる
- 本体と燃料が比較的リーズナブル
- 氷点下でも着火できる(カセットガスなどは難しい)
- 無音
災害時、特に夜中の加熱時、近くにナイーブになっている人がいる場合、ガスの音は耳障りだったり恐怖に感じたりすることも。
ほぼ無音なので気にせず使うことができる可能性がある
デメリットは、
- 五徳や風防などのアクセサリーが必要
不要のモデルもあるが基本は必要 - 風に弱い
- 火力調整できない
防災においては湯沸し程度しか使わないと思われるのでデメリットにならないと思っています - 燃料を入れたまま倒すと危険
- 室内使用不可
と色々あるのですが、災害の状況を考えると屋外使用であることはそれほどデメリットに感じないと考えています。
湯沸し用の五徳と東京名物ビル風避けの風防が必要ですね。
構造
- 主室(トップホール)と副室に分かれます
- 主室が大きく副室が薄い方が本燃焼で早い傾向があります
- 燃料は主室から入れます
- 主室は燃料の気化を促進(加熱)
- 副室は気化したアルコールをジェット孔に送る役目があります
- ジェット孔は気化したアルコールが吹き出し、主室で燃えている炎が引火します、これが本燃焼です。
- ジェット孔の穴が大きく数が多いほど火力が強い傾向があります
形状
燃料
- メタノール
燃料用アルコールの主成分です。
薬局やアウトドアショップで入手できます。
アルコールの中では比較的安価です。 - エタノール
無水エタノールや消毒エタノールの主成分です。薬局で入手できます。
飲料用アルコールも成分はエタノール。70度を超えると安定して火がつきます。酒屋で入手できます。
アルコールの中では比較的高価です。 - イソプロパノール
消毒用エタノールに含まれている成分です。
薬局で入手できます。
アルコールの中ではやや高価です。
ジェット孔の向き
アルコールストーブ
「加熱」は防災グッズとしては優先されないけれど
今回、アルコールストーブを使っていて、防災グッズとしてはどうなんだろう?と思うところもあったのですが、
- 赤ちゃんのミルク
- 震えている人に温かい飲み物
- 体を拭くときのタオルを浸すお湯
- 殺菌
など優先されないけれど、必要な人にはとても大切な要素なのだと感じました。
命の危機を感じる時や生命力が弱い、弱まっている時などにはお湯が必要なんだと。
その中でアルコールストーブは、
- 湯沸かし用として十分な火力
- 静かな燃焼音(静まり帰った森の中で聞こえる程度)
- 燃料が近場で調達できる
- メンテナンスフリーの安心感
と言うメリットを活かせる状況はあるのではないかと感じました。
美しい燃焼やシンプルデザイン、リーズナブルな価格。
是非一度使ってほしいストーブです。
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