東京ならではの防災を考える、当サイトの現在と課題!2023年版2月現在



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防災を意識して1年以上経過したので、心境の変化や課題などをまとめます

意外と語られていない都市の防災|都市のもしもの時を考える

2021年の冬にスタートした当サイト。
なんだかんだで継続出来ている環境に感謝です。

最近はアルストばかり書いているので、私の東京の防災グッズの現在地を書いていこうと思います。

防災はこれが正しいというものはありません
何故なら、災害に正解がないからです。

そして日々ブラッシュアップしていくとも思うのです。
備えて案心は絶対にありません。

仕事の傍ら個人でやっているので、時間も財力も限りがあります。
潤沢じゃないから選択していくしかありません。

選択する、うまく活用する。
そういう感覚を大切にしたいなあと思うのです。

当サイトが設定する「レベル」に変更なし

サイトマップ|私が目指している都市防災

当ブログをスタートするにあたり状況を設定しました。

要約すると、

  • レベル0:お出かけ先で災害に遭う→交通機関はストップしたので徒歩で家に帰る
    防災EDCの活用
  • レベル1:自宅で72時間を過ごす
    停電・停ガス・断水の中過ごす
  • レベル2:自宅崩壊避難所に移動
    避難所生活
  • レベル3:避難所が受け入れ拒否
    野宿?

というイメージでした。
この感じは変わっていません。

東京の場合の9割はレベル0で、残り9%はレベル1、ほぼ0に近い確率でレベル2、レベル3という流れなのかなと考えています。

東京は外出の街である

  1. 常に外出し
  2. 公共機関で移動するから
  3. 災害に遭うのは外出先が多いのではないか
  4. 公共機関が止まったら
  5. 歩いて帰らなくてはいけない

と当サイトでは設定しています。
これも変化なしです。

この設定を前提にブログを書いている感じです。

高確率から改善、より効果が出ることから着手する

以前、仮説思考に触れたログを書きました。

詳しくはそのログをご覧いただきたいのですが、

  1. 想定や解決案をできる限り出して
  2. 優先順位を決め
  3. 1位から実行し
  4. 検証し、
  5. 1位でOKならそこから膨らませ、NGだったら2位をやって繰り返していく

というものでした。

練度が必要〜キャンプ道具を防災グッズとして使うワケ

「外出先で災害に遭い徒歩で自宅に帰る」という状況が一番起こると想定しているので、

  • 軽量でとりあえず乗り越る防災セット=防災EDC
    ポイントは充実ではなくて最低限。
    極力コンパクトで軽量なものが良いです。
    何故なら重いと携帯しなくなるから。
  • 徒歩で帰宅する靴=履き慣れた靴
    職場のロッカーに履き慣れた靴を用意しておく。
    できれば靴底がしっかりしているトレッキングシューズなどが良いがスニーカーも良いと思います。

が一番効果的だと考えています。
加えて初期防災ができるので、被害を最低限で抑えられるのではないかとも考えています。

防災の第一歩!?歩きやすい靴を職場のロッカーに置く

レベル0をやる理由には何を優先するかという課題に取り組めるというのもあります。

私の故郷なら家が倒壊してもお隣に当たる可能性は低い。
その逆もそうですね。
土地も庭もありますから、テントを出して煮炊きして凌ぐなんてことができます。

家屋が倒壊してしまったら近くのスーパーやホームセンターに避難することも可能でしょう。
そこでテントを張るのかというのは別の問題になりますが、高層階がないのは安心感があります。

が、これを東京でやるのは難しい。
災害が起こったら街が満員電車のような混雑になると想像しているからです。

テントはもちろん煮炊きもできません。
現在ハマっているアルストもこのタイミングでは出せません。
使えるのはレベル1。

外出中で防災グッズは自宅にあるので「今」は使うことができない。
公共機関はストップしているので徒歩で帰宅。

外出中に災害に遭うことを想定するのは東京ならではです。

そんなタイミングで活躍するのはその時手元にあるグッズだけ。
という事でレベル0対策をしっかりやりたい。

レベル0対策にこだわる理由としては「その時に何を選択するか」という練習になるからです。
防災EDCには、いつも持ち歩ける、

  • サイズ
  • 重さ

が大切になります。

防災EDC=いつも持ち歩く防災グッズ(2022年12月現在)<レビュー>

私が推奨する防災EDCはポーチいっぱいにグッズを入れていません。
理由は重く嵩張ると持ち歩かなくなるからです。
これは経験上の話です。

具体的には、

  • グッズは3つを中心に組む
    私はランタン、レスキューシート、ガムテープを選びました。
    ホイッスルとヘッドライトという人もいます。
    除菌アルコールと携帯トイレという人もいました。
  • 500mlペットボトル1本以内の重量
    毎日持って歩くためにはペットボトル1本の重量が限界だと感じています。
    この重さを切る重量に抑えたいので、ポーチの中が隙間が空いてもOKとしています。
    入れたくなりますけどね。

その上でレベル1も準備していくというのが良いなと感じています。

<課題1>トイレ問題(レベル0+1~3)

当サイトでトイレを紹介しない理由は「器と扉が必要じゃないのか?」

一体型?ギミック型?組み立て型?防災グッズやキャンプグッズをどう選ぶ?

簡易トイレだけでは不充分と考えているからです。
方向だけでも提案したいですが、どうしてもモヤモヤしてしまいます。
不甲斐ない限りです。

デリケートな問題だけにやってみたではダメなんだと思っています。
もっと気楽に提案すれば良いのかもですが。。。

解決しない問題というのは、「トイレには便器と扉が必要じゃないのか?」という点。
そんなの当たり前だろう?とツッコミたくなる人いるのではないでしょうか?
携帯トイレには便器と扉が付いてないので、その時実際に使えるのか?と思っているわけです。

家が倒壊した。
簡易トイレを携帯するだけで、屋根も壁も椅子もない状況で用を済ませられるのだろうか?
自分が見られるのも嫌だし、見てしまうのも嫌だと思うのです。

そんなこと言ってられるか!
その通り。
でもその人にとってはそれ以上という可能性もあるのです。

避難所生活のニュースを見ていると、

便器は水が流せず溢れてて使えないという報道を見ます。
溢れる便器に携帯トイレを設置できるのだろうか?

災害の時ってお腹が痛くなるもの。
1人だけ携帯トイレを所持しても無力を感じるのではないか?

倫理的な話からそれますが、男性なら最悪草むらで・・・という展開があるかもしれません。
女性は?本当に簡易トイレだけで大丈夫?
簡易トイレを設置する便器はある?目隠しの壁はなくていいの?

モヤモヤが止まりません。

現状プランは本体+椅子+壁

ある程度いいなあと思ってはいるものの、これをもっと簡素化できないかと考えています。

アルコールストーブ問題と似ています

現在ハマっているアルコールストーブは壊れなくメンテフリーですが、五徳がなければ鍋を乗せることはできませんし、風防がないと炎が揺れたり消えたりして炎が鍋に当たらないというグッズ。
トイレと似ているのです。

  • 簡易トイレ=アルコールストーブ
    携帯していても設置する便座や椅子がないと厳しいのではないか?
  • 五徳=便座または変わる椅子
    便座が使えない場合に簡易トイレを手で広げながら用を済ませるのか?
  • 風防=壁
    その一連を見られながらするのか?

携帯トイレは自宅にありますが、使えるのかという現実問題は難しい。
答えや方向性を出さなくてはと思うのですが、本当に難しい。

アルコールストーブとは?まとめ〜お湯が必要な人は第二の火器として検討してみては?

備蓄はやはり必要だが時代はローリングストックに移行しつつある

食料は消費しながら補充するスタイルが言われていますが、その通りだと思います。
現在はローリングストックと呼ばれており、消費しながら補充する備蓄するスタイルを推奨されている人が増えています。

備蓄食料にも賞味期限があります。
触れていないと本当に関心がなくなり、あっという間に賞味期限が過ぎてしまいます。
5年なんてあっという間ですよ。

だからこそローリングストックが望ましい。
個人的には備蓄と日常の垣根を取っ払ったので、日頃の食材も含めてローリングします。

近年、問題を感じるのは備蓄食料は炭水貨物に偏りがちなこと。
ご飯、乾パン、クッキー、みんな炭水化物です。

タンパク質や野菜などを摂れる方が良いので是非取り入れたい。
ローリングストックについてはログを書いていますのでそちらをご覧ください。

ローリングストック時代の備蓄を考える

フリーズドライキャンプ<防災キャンプ>

炭水化物自体は問題ないが、じっとしているのにエネルギーって必要?

  • すぐにエネルギーになる
  • 消化が良いだけにすぐにお腹が減る
  • じっとしている事が多い中でエネルギーが必要か
    作業者には必要です。
    じっと待機するのに炭水化物は必要か。

誤解してほしくないのは炭水化物は必要です。
ただ、想像以上に野菜やタンパク質などの栄養素が不足することを気にしています。

中高生ならそれで数日は良いのですが、エネルギーを必要としないお年寄りや体を形成しつつある小学生には厳しい。
相手は災害ですから仕方ないのは前提ですが、体調を崩してしまったらどうにもなりません。

野菜とタンパク質をどう摂取するか。
当サイトではおでん缶をオススメしていますが、それを超える備蓄食材を探しています。

タンパク質のコストと日持ち

私は栄誉の専門家ではありませんが、動かないなら腹持ちの良いタンパク質を摂った方が良いのは一般的に浸透しつつあること。
ただ、タンパク質はコストがかかり、日持ちしにくいという問題もあります。

お菓子類はドライフルーツなどに切り替えたりしていくことで、少しでも栄養を取り入れられるようにしたいものです。

<解決1>電気問題〜USBを残しACを切り捨てる

オール電化と言っていい東京。
エアコン、IHコンロなど高出力ほど電気に頼っています。
それだけに停電は生死に関わる問題ですよね。

エコフロー リバーPROを導入し特徴を知る。結論は瞬発力○持久力×。<レビュー>

この件に関してはUSBを残しACは切り捨てるという選択をしました。
ポータブルバッテリーを使ってみましたが、巨大なモバイルバッテリーだと感じました。
100Vを切り離すことで、災害時の電気を最大化できるようになります。

熱源など高出力のものについては、

  • 5℃以上ならガス
  • 5℃未満なら灯油やアルコールなどの液体燃料

に切り替えます。

トラフィックが増大してパンクするであろうスマホでも使えるなら残しておきたい。
その為のモバイルバッテリーとポータブルバッテリーになります。

<新たな方向1>災害生活を取り入れる〜備えるからの解放

防災生活|日常を防災グッズで満たしていく

「災害はいつ起こるかわからないから備えましょう」

その通り・・・なのですが、これって平時と有事を切り離して考えるって事だよね。
私も言っていた事ですが、どこから災害なんだろうか。

虫刺されも手荒れも災害だとしたら日々災害じゃないか。

時間もコストも場所も取られる防災グッズ。
いつどこで起こるかわからない災害ならば防災グッズの中で生活してしまうのはどうだろうか。

平時を有事に取り込んでしまえばいつどこでも災害に備えていることになります。
防災グッズで生活していくという考えを取り入れることにしました!

<新たな方向2>好きを取り入れる

大切な事なのに防災活動が進まないのは興味がないから。

人は関心があることにしか興味を示しません
私もキャンプがあったから防災活動ができています。

キャンプが好きなら、スポーツが好きなら、ファッションが好きなら、その延長で防災を考えていくのが良いのだと思いました。

「防災を考える3.0」と仮説し防災について考えてみる

お陰で設置や操作に縛られないキャンプができるようになりました。
結果、子供もお客様にならず一緒にキャンプできるのは嬉しい。
設営が簡単、操作が簡単になったので、早く座れ、早く火起こしできるようになりました。

キャンプは出来るだけのんびりしたい。
イジる喜びを感じていた時代もありましたが、今はギアよりも家族と向き合う時間に使った方が良い。
そんな事を防災グッズ集めから知ることになるとは思いませんでした。

防災訓練なのかキャンプなのかわからない、「楽しく!結果防災活動」が現在地

湯煎炊飯(アイラップ炊飯)を防災キャンプで試してみました!

日常生活と防災の区分けを取り払ってしまったから防災訓練なのかキャンプなのかわからない。

身の回りに防災グッズに囲まれて生活していますが、全く問題ありません。
考える事がシンプルになって生活が楽になりました。

防災を通してキャンプをする。
日常から防災を見つめる。

そんな意識で防災活動に取り組んでいきたいと思っています。

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ABOUTこの記事をかいた人

「災害に備えたい!」 そんな妻の一言からスタートした防災計画。 仕事の都合でたまたま東京23区に住むことになった私が東京都23区に合う防災グッズを探していきます。 便利も不便も楽しめる小学生と、キャンプは嫌いだが防災には関心がある妻、そして数十年前にやっていた(だけ)キャンプ熱が再発したほぼ素人の私。 2人のために確実・簡単に使えるグッズを集め、防災訓練と称してキャンプに行き、それなりに楽しんでくれてます。 防災訓練と言えども楽しむのは大切だと考えています。 キャンプから見た防災という記事やはありますが、「東京23区の防災スタイル」「東京23区在住者から見た防災」というテーマの記事が少ないと思い、人柱になって綴っていきます。 ロマンよりも簡単確実を取り、ブランドにこだわりません。 また防災しか使えないグッズではなく、キャンプやお花見などのレジャーでも使えるものを探すことで、日常的に防災グッズに触れる機会を提案します。 このサイトを見て「自分ならこうする!」と防災について考えるきっかけ作りを目指しています。