ダイソー固形燃料受け皿をアルコールストーブに流用する



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くれぐれも自己責任でお願いします

本当に便利になった100均ショップ。今では規模を生かし1000円などの価格でお値段以上の価値を出してきました。

最近は本当に便利になって、誰もが何かしら使っている100均グッズ。
キャンプもそうですが、防災グッズとして流用できるのも増えてきましたね。

近年は1000円商品なんてのも出てきていて、もはや雑貨屋じゃないのか?と思うこともしばしば。
ですが、雑貨屋で売られない商品だったり、100均の規模を生かして価格以上の商品が出てくるのは驚異的。

レスキューシート(エマジェンシーブランケットやアウトドアシートという体温維持シート)が売られているのには感動しました。
こういう商品こそ多くの人で賑わう場所で売られて欲しいと思っているので、本当にありがたいです。

今回はダイソーの固形燃料受け皿を使ってアルコールストーブとして使う内容になります。
本来の使い方ではないのでくれぐれもご注意ください。

開封

アルミ製のただの皿です。どこの店舗でもありますし、他の100均ショップのものでもOKです。ただし材質はアルミやステンレスなど燃えない材料を使ってください。

裏面。脚があって熱を直に伝えない設計。これは良いです!

燃料15mlを入れて燃焼させてみます

本来は固形燃料を乗せて燃焼させますが、今回は燃料用アルコール15mlを入れて燃焼させます。

着火。霧のような靄のような感じ。

1分15秒。段々火が上がってきました。

1分45秒。本燃焼のような雰囲気。本燃焼と言っておきます。

6分45秒。色が変化し、力がなくなってきました。

7分10秒。急に鎮火しました。アルコールも綺麗に燃え尽きていました。

ぬるま湯なら行けます!〜お試しアルコールストーブや非常事態に〜

非常事態に使える?

  1. 固形燃料が尽きた
  2. アルコールストーブを忘れた
  3. アルコール燃料はある

まあそんな状況はないと思いますが、災害時や朝のキャンプでお湯が欲しいなんて時はあると思います。
そんな時は固形燃料でも湯沸かしできますが、固形燃料は使い切りの燃料。

ストックがなくなった。
でもランタンのプレヒート用にアルコールはある。
そんな時に使える技です。

現実的にはアルコールストーブって何が良いのと思っている人のお試し用としてアリかなと思っています。
最終的にはワッツのアルコールストーブは相当本格的なのでオススメしたいし、始祖トランギアに行っても良いです。
アルコールストーブにエントリーモデルもベテランモデルもありません。

昨年後半から防災グッズにCB缶(カセットボンベガス)を推す人が出てきたからこそ第2エネルギーの検討を(防災エネルギーの分散)

備蓄にいいよ、と。
これは原則正しいのですが、CB缶は主に2点の問題を抱えています。

  1. 5℃問題
    CB缶にはブタンガスが使われているのですが、ブタンが気化する温度は-5℃。
    ただし、気化するタイミングで周りの熱を奪うので、缶の周りはもっと下がります。
    私の経験では5℃を切ると急にグズリはじめます。
    気化しないということは着火しないということです。
    仮に着火してもトロ火でお湯が全く沸かないという現象が発生します。
  2. 買い占められてジ・エンド問題(主に冬)
    個々の備蓄がなくなったら終わってしまう可能性があります。
    個人宅の備蓄スペースもそうですが、東京の店舗はスペースに限りがあり、見込み数だけ仕入れているのではないか。
    災害が発生した時に備蓄していない人が店舗に集中し、一気に買い占める。
    再入荷も難しいが、再入荷してもすぐに買い占められて、手に入らなくなります。
    災害用にカセットガスストーブを用意されている人も多いと思いますが、使えなくなるかもしれません。

例えばCB缶で考えるエネルギー分散の話

CB缶は供給があれば一番手軽に使えますが、

CB缶は便利。便利すぎるからこそ無くなった時に一気に劣勢になります。みんながひっぱりだこになるからこそ、絶対なくならない備蓄数を持つか、第二のエネルギーを用意するか、選択に迫られています。

供給がなければ終わるのも事実。
そんな事から第2エネルギーを用意しませんか?と当サイトでは案内しています。

  • 1つは灯油。
    ガソリンスタンドで入手できますよね。
    (東京のガソリンスタンドでは販売していないスタンドも多いので確認した方が良いです)
    石油ストーブ、バーナー、ランタンを所有していますが、熱量はなかなかです。
    停電時に役立つのでオススメです。
  • 2つ目は固形燃料です。
    アルコールや固形燃料は暖房には使えませんが、湯沸かし程度なら充分使えます。
    固形燃料は消費期限のようなものがあります。
    アルコールが主成分なので揮発性があり、大体7年と言われてますが、もっと短い気がします。
    その為ローリングストックできる環境ならオススメですが、単純な備蓄用には不安があります。
  • 3つ目は燃料用アルコール(無水エタノール、消毒用エタノールなどでも可)です。
    アルコールなら外から量を確認できますし、薬局で安価に入手できるのでオススメです。
    揮発性ですが、しっかり閉めていれば問題ありません。

上記の3つはホームセンターやコンビニ、スーパーなどで入手できるものもありますが、薬局や100均などでも入手可能です。
入手先を限定させない方法が防災のトレンドになると思います。

キャンプに行かない&頻度が低いという人は

アルコールのメリットの1つに70度以上のメタノール、エタノール、プロパノールという3つのアルコールが使えるということ。
オススメは、

  • 燃料用アルコール:一般的にはアルコールストーブと言えばこれ。薬局で安価に入手できます。メタノール系なので要換気。レジの後ろにあるのでレジで言わないと出てきません。
  • 無水エタノール:火力は一番強いが高価。薬局で入手できます。換気はしてください。
  • 消毒用エタノール:手指消毒で使われているものなので兼用可能。価格は無水エタノールと燃料用アルコールの中間。換気はしてください。
  • スピリタス:酒屋で買える96度のエタノール(お酒)。飲料用なので消毒液にも燃焼用にも応用可能。そのまま飲むのはオススメしません(度数が高すぎるから)。

など、入手経路が豊富なのが良いです。
まずは消毒用エタノールあたりで燃やしてみてはいかがでしょうか。
違うなと思えば家の手指消毒用に回してしまえば良いです。

もし気に入れば、始祖トランギアなどをアウトドアショップなどで入手してみてください。
トランギアはトランギアタイプと言われる程の定番なので、アクセサリーが豊富です。
火力も充分ですし、美しい炎とガスでは味わえない静かな燃焼も魅力です。
音が出ないのは災害時には大切になるかもしれません。

何よりトランギアは初心者に優しく、アガリのモデルです。
面白いアルコールストーブは色々あるけど、1台選ぶならトランギアです。

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ABOUTこの記事をかいた人

「災害に備えたい!」 そんな妻の一言からスタートした防災計画。 仕事の都合でたまたま東京23区に住むことになった私が東京都23区に合う防災グッズを探していきます。 便利も不便も楽しめる小学生と、キャンプは嫌いだが防災には関心がある妻、そして数十年前にやっていた(だけ)キャンプ熱が再発したほぼ素人の私。 2人のために確実・簡単に使えるグッズを集め、防災訓練と称してキャンプに行き、それなりに楽しんでくれてます。 防災訓練と言えども楽しむのは大切だと考えています。 キャンプから見た防災という記事やはありますが、「東京23区の防災スタイル」「東京23区在住者から見た防災」というテーマの記事が少ないと思い、人柱になって綴っていきます。 ロマンよりも簡単確実を取り、ブランドにこだわりません。 また防災しか使えないグッズではなく、キャンプやお花見などのレジャーでも使えるものを探すことで、日常的に防災グッズに触れる機会を提案します。 このサイトを見て「自分ならこうする!」と防災について考えるきっかけ作りを目指しています。