道路交通法と渋滞のメカニズムをベースに2つの逃げ方を考える



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自由とは大いなる責任を負うこと

まさに東京。ハッピーなら楽しい時間ですが、これが災害だったら地獄絵図です。

東京は徒歩移動する人が多い。
災害時は自力エネルギー、つまり電気・ガス・公共機関が機能してくても動かせる力がキーになります。

停電で電車が止まったり、バスが動けなくなれば、徒歩が強力なエネルギーになるということです。
東京は1駅の間隔が狭いので2〜3駅なら徒歩で移動できる街というのは良いなと思います。

ただここで東京という特殊な事情が浮上してきます。

  • 人が多すぎる→日本人口の1/4が東京に集中している
  • 逃げる場所の選択肢が多い→人の流れが1方向ではなく、縦横無尽に好き勝手移動すると思われます。

という点です。

私の故郷なら車で移動する生活が染み付いているので、車を捨てて逃げられず飲み込まれる人がいそうと想像します。

選択肢が多いなら良いじゃないか!
と思ってしまいがちですが、

  • 避難場所があちこちにあるので、流れが東西南北にできる
    人が交差する頻度が高く、渋滞が起こりやすい
  • 避難場所が人で溢れたら次の拠点に移動する人が動く
    →交差すれば、渋滞が発生しやすい
  • どれが正しいかと迷い人が立ち止まるので、混雑・渋滞が起こりやすく、立ち止まったら最後、後方からのエネルギーは止められないのでドミノ倒しになりやすい。

など東京ならではの問題があるわけです。

原則、好き勝手に逃げていいんです。
ただその結果多くの命が失われることもある。
自由とは大いなる責任を負うことも理解しないといけません。

現在、問題になっているペロペロ事件がそうです。
人間は自由なんです、その結果を受け入れる覚悟があれば。

2つの逃げ方

最近はお巡りさんも道交法守らない時代なので現実は難しいですが提案します!

  1. 対面した場合は右に避ける
    道交法を流用
  2. 絶対に逃げ切る自信のある人が先頭を走り、体力に自信のない人は逃げ切る人に道を譲る
    渋滞のメカニズム

この2つが実行できれば多くの人が助かるのではないでしょうか?

混雑・渋滞するのは「先頭が遅く」「後方が早い」から

渋滞のメカニズムは先頭のつまづきの連鎖によるものです。人の混雑も理論は同じ。

  • 先頭は絶対逃げ切れる人→馬力がある人が後ろになると前を押します。
  • 後方は先方を追い抜かない人→体力に自信がない人

理論上はそうなのですが、そういう配置にならないのが日常や災害というもの。

下りはスピードが出ますが、上りに入るとスピードが落ちます。後ろがスピード超過に気をつけ、先頭がスピードダウンに気をつければ渋滞は起こりません。

言い方を変えれば先頭がゆっくり歩き、後方が追いつけば、混雑し渋滞が起こり、最悪押し倒し、将棋倒し、逃げ遅れが始まります。

この原理原則がわかっていればどう動けば良いか理解できると思います。

理論上は私のような年配者(初老?)は若者を先に逃す。
そんな勇気があれば、後ろから押し倒す確率が減り、結果的に自分も助かる可能性があるが、先に逃げようものなら後ろの追い抜き勢に追い付かれて「逃げたい」という人間の止められない本能によりドミノ倒しになるかもしれません。
後ろに人は先頭の状況は見えないし、逃げたいという本能から間違いなく押します。
何十人何百人が押すのを1人先頭で受け止められるか?
難しいと思います。
逃げたい気持ちを抑えるのも難しいと思いますが、理論上はそうなるということです。

動画は以前起こった東京ビッグサイトの映像

これはエスカレーターに想定以上の人が乗ったせいで保護の為に逆回転したモノです。
ホンマかいなと思う映像ですが、日本でも十分起こりうるということです。

対面した場合は道交法にならい「右に避ける」というルールが決まっていたら?

東京は避難時に交差点や道路などで人が交差しながら逃げる場面が多いと想像しています。私の故郷なら一方向に逃げると思われ、どちらかというと車で逃げようとして車が動かずのまれてしまうという確率が多いと思います。

それでは対面、向こうからやってくる人をどう避けるかは道交法をアレンジするというのはどうでしょうか?

自由は大いなる責任が伴います。自由に逃げればお見合いが発生し、後ろから押す人に押し潰されるのではないかと想像します。

東京はJRなどの「構内」では左側通行という「ローカルルール」が一般化していますが、道路交通法では右側歩行が正しい。
JRは自宅と同じで道交法外です。

右に逃げればお見合いは防げるのでスムーズに進みます。これで逃げたい方向に逃げられます。

これを利用し、右に避ければ向かってくる人をかわすことが可能になります。
最初から避ける方向が決まっていたらお見合いすることはありません

逃げる方向にもルールが必要だと思います

ルール化しないと実行できないこと。防災グッズも大切だけど、災害の99%は人災と思い早急なルール作りが必要です。

一回詰まったらそのまま負の連鎖がスタートします。
誰も幸せになれないループ。
倒れたら人間踏み台にになるだけ。
助けようと思った人も人間踏み台になるだけでなく、ドミノ倒しのスイッチを押すだけです。

どうでしょうか?
どなたか影響力のある人に届くと良いのですが。

避難所に逃げる時にはシュラフと底冷え&睡眠改善にアウトドアマットを持ちたい

「ニーモ・スイッチバック」は防災はもちろん、キャンプ・お花見・運動会・花火大会など様々な用途に使える万能マット

寝袋は持ってる。
だけどキャンパー以外はあまり知られていないのがアウトドアマット。

  • 地熱による底冷えを防ぐ
  • 地面のゴツゴツから切り離し睡眠改善を行う

という2つの目的があります。
被災中に体育館や屋外などで寝る時に季節によってはシュラフ以上に効果を体感できるものです。

アウトドアマットにはウレタンマット、インフレーターマット、エアーマットの3タイプがありますが、災害用ならウレタンタイプが良いと思います。
想像以上の睡眠改善効果があります。

代表的なエントリーモデルのとハイスペックモデルを紹介します

キャプテンスタッグ EVAフォームマット

エントリーモデルながら長く使えるスペックを誇るモデル。

サーマレスト Zライトソル

ウレタンマットの最高峰。
睡眠改善と底冷えカット能力が高いです。
腰痛持ちなら是非こちらを。

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ABOUTこの記事をかいた人

「災害に備えたい!」 そんな妻の一言からスタートした防災計画。 仕事の都合でたまたま東京23区に住むことになった私が東京都23区に合う防災グッズを探していきます。 便利も不便も楽しめる小学生と、キャンプは嫌いだが防災には関心がある妻、そして数十年前にやっていた(だけ)キャンプ熱が再発したほぼ素人の私。 2人のために確実・簡単に使えるグッズを集め、防災訓練と称してキャンプに行き、それなりに楽しんでくれてます。 防災訓練と言えども楽しむのは大切だと考えています。 キャンプから見た防災という記事やはありますが、「東京23区の防災スタイル」「東京23区在住者から見た防災」というテーマの記事が少ないと思い、人柱になって綴っていきます。 ロマンよりも簡単確実を取り、ブランドにこだわりません。 また防災しか使えないグッズではなく、キャンプやお花見などのレジャーでも使えるものを探すことで、日常的に防災グッズに触れる機会を提案します。 このサイトを見て「自分ならこうする!」と防災について考えるきっかけ作りを目指しています。