ソフトとハードのバランスが取れれば残る〜防災に取り入れてみる〜



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成熟してない市場が広がる時に起こる傾向

防災食にドライフルーツ〜「お菓子はダメ!」という言葉を聞いて〜

先日、ドライフルーツについて書きました。

「もうお菓子はダメ!」という親。
その親は防災食でも同じスタンスを貫いていますか?
これはまさに自分に言っていると思い戒めにも近い思いで書きました

さて、このドライフルーツに限らず現代でムーブメントを起こす時にデザインが必要になってきます。
人は見た目でしか判断できないのですからデザインはとても重要です。
デザインにこだわることは正しい。
では何故、正しいはずなのに続かないのだろうかという部分を考えていこうと思います。

ソフトとハードのバランスが取れていないのではないか

結論から言うとソフトとハードのバランスが取れていないからではないか

それ(=ハード)をどう使うのか(=ソフト)が伝わらないのが要因なのではないか

議論の多くはデザインを良くすれば売れる!味が良ければ売れる!バエれば売れる!みたいな話になりがち。
防災業界なら私の言うことは正しい権威のある賞を受賞すれば売り上げが出ると考えているのではないか?と思いがちなのではないかと想像します。

どれも正しい。
だけど、それって誰得?って思うのです。

デザインも味も正しいも権威もハードだと思うのです。
となると誰得=ソフトがすっぽ抜けてる。
と考えると議論すべきはデザインでも味でも正しいでもなく権威でもなく、「それ(=ハード)をどう使うのか(=ソフト)」議論した方が良いと思うのです。
そうすればデザインも味も決まってきますし、時代の変化に耐えられるとも思うのです。

正しいのは正しい。
そうなんですが、世界のニーズが変わる中で誰にとって正しいのか
並んでいるお店が全て絶品料理を出すお店じゃないでしょう。
ここを理解したいと思うのです。

iPodの話

アップルは昔「こんにちはMACです。こんにちはパソコンです。」というCMを出していました。その時も凄いなあと思いましたが、現在はその意味の重さを噛み締めています。言い方は強烈でしたが学ぶべきことは多いですね。

アップルの故スティーブジョブズがiPodを出す時にiTunesも同じくこだわったと言う話は有名ですよね。
ハードとソフトの調和が取れて受け入れてもらえるんだと。
iPodがアイフォンに変わっても変わらずトップを君臨しているのはソフトとハードの調和が取れているからだと思うのです。

iPodからiPhoneに変わって15年経過したのに使われている。
国産スマホの方がスペックは高いのに売れないのか。

私もそうですが、日本人はハードに強く、ソフトに弱い国民だと思うのです。
良いものを作れば、正しいことを言えば、人は集まり、売れるという考えです。

良いものや正しいのが売れているか?といえばそうじゃない。
なんでこんなに美味しいのに人気がないのだろうって思うことがあると思います。
つまり人気=良いものではないのです。

自分の選択の結果なのに「こんなはずじゃなかった」

選んだのは自分

先日、SNSで見かけた内容。

「有名子供ブランドを買っていたが中に含まれている成分が体に良くないものを使っていた。
有名ブランドだから信じていたのに!ふざけるな!」

何を信じていたのかは理解できませんでしたが、私は大手ブランドを「お客様の鏡」と理解しています。
多くの人が望む思いを叶えてくれるから大きくなったのです。
民意と言っても良いと思います。

多くの人が支持した結果ではあるけど、自分にとって正しいのかはわからない。
成分などは裏面に隠すことなく書いてあるに、自分で選択したのを忘れてしまう
往々にしてそんなものですが、買った時点で自身が納得して購入したのです。

本当に正しいなら駅前の1Fに防災ショップができるはず

みんなが必要なものであり、やり方が正しいなら、コンビニのように駅前に防災ショップができるはず

防災は全人口に必要なもののはず。
これは間違いないと思います。
ならば、駅前一等地の1Fに防災ショップがオープンできるはず。

全人口に利用されているコンビニのように消費しないとしても全コンビニ店舗の1/100〜1/1000はあっても良いはず。
それが1件もない、あるかもしれないけれどコンビニのように利用されている防災ショップなんて聞いたことがありません

それは何故かを考えてみる。
防災関係者なら正しいと言う認識を疑ってみるのも必要なのかもしれません。

社会が与えてくれるのは選択肢、選ぶのは自分

社会は選択肢を示してくれます。どちらに進むのは自分次第。

いつもの事ながらまとまりのない文章で申し訳ありません。
ここで言いたいのは2点、

  • 社会が与えてくれるのは選択肢で選ぶのは自分
    企業に脅されてお金を奪われたのではなく、自分の意識でお金を払った事実。
    その責任は全ての事象をやれる訳じゃないのだから、本人にあると言うこと。
    メスティンは本来弁当箱ですが、それを加熱した人がいた。
    言ってみれば日本人は想定外の使い方しかしていません。
    なのに焦げ付くってクレームは入れられないのです。
  • 使うのは相手
    正しいのは自分にとっての話で、相手が正しいと思うかはわかりません。
    そして相手が理解しているかもわかりません。
    だから、「モノは作ったので後はご自由に」と言う発言は試合放棄のようなものです。
    目的とアプローチが必要だと思うのです。

偉そうなことを書いていますが、これも1つの意見。
国民全員に必要な防災についてどうしたら広がるのか?について考えていますが、あくまでもこう思うというスタンス。
それを良いと感じるのは私ではありません。
私はその目的に向かってあらゆるアプローチを考える、精度を高めていこうと言う思いでこのサイトを運営しています。

私の使命は防災の停滞感に刺激を与え、前進するきっかけを作ることにあると思っています。

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ABOUTこの記事をかいた人

「災害に備えたい!」 そんな妻の一言からスタートした防災計画。 仕事の都合でたまたま東京23区に住むことになった私が東京都23区に合う防災グッズを探していきます。 便利も不便も楽しめる小学生と、キャンプは嫌いだが防災には関心がある妻、そして数十年前にやっていた(だけ)キャンプ熱が再発したほぼ素人の私。 2人のために確実・簡単に使えるグッズを集め、防災訓練と称してキャンプに行き、それなりに楽しんでくれてます。 防災訓練と言えども楽しむのは大切だと考えています。 キャンプから見た防災という記事やはありますが、「東京23区の防災スタイル」「東京23区在住者から見た防災」というテーマの記事が少ないと思い、人柱になって綴っていきます。 ロマンよりも簡単確実を取り、ブランドにこだわりません。 また防災しか使えないグッズではなく、キャンプやお花見などのレジャーでも使えるものを探すことで、日常的に防災グッズに触れる機会を提案します。 このサイトを見て「自分ならこうする!」と防災について考えるきっかけ作りを目指しています。