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現場では段取りが全てと言われる
20代の頃、設計の仕事をしていました。
それを現場監督に渡して工事をしてもらう。
現場作業は立場上できませんでした。
私が現場でトラブルを起こしたら業務停止→サービス中止になるからです。
では、現場監督に資料を渡したら終わりかというと、そうでもなく、現場に出かけていました。
理由は、
- 監督がしっかり監督しているかチェックするから
- 図面がどうであろうと、現場が全てで正しいから
の2点。
特に現場に行けというのは先輩にかなり言われました。
行くのは絶対じゃないが、学びがあるからだと今なら理解できます。
若造の私には現場がどうなっているかわからないし、図面通りなんて行かないわけです。
そして私がいくということはその現場を終わらせるという意味でもありました。
この経験が、
- 現場力:物理的な仕組みを理解したり、大まかにどういう作用をしているかを把握する
- 予想力:恐らくこうなるんじゃないか?こんな問題が起こるかも?
- 決定力:瞬時に複数のプランを出し選択をする。正しいよりも選択するのが大切
を養ってくれたと思います。
現代は机上生活
仕事や遊びがPCに変わり、オフラインな生活からオンラインな生活に変化しました。
私も今、PCでこのログを書いている訳で、物事の多くは机上で行われていると感じます。
昨日、カフェで仕事をしていたら、友人二人が誰かと会話していました。
この意味わかりますか?
AさんBさんの友人二人が会話をしていたのではなく、Aさんはスマホで誰かと(Cさん?)、Bさんはスマホで誰かと(Dさん?)と会話している。
1時間以上です。
私がAならBと話します。
Bと話さないならバイバイして離れます。
Bが誰かと話はじめたのならバイバイして離れます。
(仲間割れではないですよ)
理由はくどくなるので書きませんが、人間が違うのだから感覚が違って当然。
否定する気はありません。
ただ、現場=その場の空気を大切したいなと思うのです。
事件は会議室で起きてんじゃない 現場で起きてんだ!
と踊る大捜査線のセリフですが、わかる気がします。
若い時の経験は血肉になるもので、今でも興味があったら極力現場に行き、感じ、理解を深めようとします。
現場の空気を感じると言う経験は何にも変え難いものがあります。
ネットじゃ五感は動かないですから。
ゆるキャン△じゃないけど、聖地巡り良いじゃないですか!
好きなドラマのロケ地巡り良いじゃないですか!
迷惑をかけるのは問題だけど、関心を行動に起こし、経験を積む。
経験を積めばこうなんじゃないかって想像することができるようになるもの。
その予想が最悪なら対策を打つ。
可能な範囲で検証し、改善を施す。
今回は現場の話を思い出しながら書きましたが、これって防災も同じだと思うのです。
イメージが掴めないと言う場合はとりあえず東京臨海広域防災公園に行ってみましょう。
導入としては良いと思います。
そして帰りにレインボーブリッジを見てロケ地巡りなんていかがでしょうか?
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