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ローリングストックとはなにかと改めて考えてみる
ローリングストックという言葉が出てきて一巡したような気がします。
以前もローリングストックについてはログを書いているのですが、改めてローリングストックとは何かを考えてみたいと思います。
結論から言えばローリングストックとはストックヤードを無くすこと
色々な意見があると思うのですが、ローリングストックとは極論ストックヤードを無くすこと
これまでの防災食は通常食と災害食に分かれていました。
災害食のために長期保存+ストックヤードが必要でした。
保存期間が過ぎた食品については原則廃棄、食べる猛者もいたでしょう。
これを廃棄するのは勿体無いと思う人が出てきて、勿体無いから期限前に食べましょうと提唱した、これがローリングストックのハシリだと思います。
ローリングストックの現在地は個々によりバラバラですが
個人的には1週間、最長2週間先まで貯蔵があれば良いと感じています。
となるとローリングストックの期限は1週間、最長2週間先までで良い事になります。
更に明日痛んで食べられなくなる桃、2〜3日で痛むちんげん菜、1ヶ月保存が効く冷凍のひき肉。
そう考えると長期保存という商品はそれほど必要に感じなくなります。
もっとフレッシュな食品で良い。
現実には停電している状況を想定すると、個人的には1週間を経過すると野菜や肉などは消費しているだろうから、フリーズドライ食品などを混ぜておく感じで良いのではないかと思うのです。
ここで自宅をのぞいてみると
冷蔵庫・冷凍庫・棚に色々な食材ありませんか?
生鮮・冷凍食品・カップラーメンなどなど出てきます。
それらをかき集めると1週間持ったりしそうじゃないですか?
またはちょっと入れ替えれば1週間〜2週間持ってしまうご家庭もありそうです。
ストックヤードに食品を置いて、忘れて、廃棄なんてことにならなくても既にある程度揃ってる。
これを食べたら補充するという普段からやってる事に乗せればローリングストックです。
つまりローリングストックとは全体像の管理と消費タイミングなのだなと感じます。
消費タイミングとは?
消費タイミングとは災害時に食べる順番のことです。
傷みやすい食品から消費していき、保存が効く食品を後に食べるというイメージですね。
災害が起こるとカップラーメンから行きがちですが、カップラーメンは後まわしにし生鮮食品を先に摂るイメージ。
もっと言えば冷蔵庫→冷凍庫→常温棚の順に消費していくことで食い繋いでいく。
こうする事で1週間持たせる。
普段はその日〜2週間の期限を見ながら消費する、いつもの日常を過ごす。
何気ない日々にちょっとの管理を加えればローリングストックの完成
ローリングストックは何か?と言われれば、
- 災害食のストックヤードを無くし、日常のストックで管理すること
- 日常のストックで1〜2週間食いつなげるメニュー(食材)に調整
使わないよなという食材は食べてしまう。 - 1週間目、1週間後に向けて、缶詰・カップラーメン・フリーズドライなどをちょっと加える
という、いつもの日常食を1〜2週間食いつなげるように調整することだと思います。
食材を廃棄せず消費と補充を継続するローリングストック。
イメージができなければ、災害時には、
- 0〜3日:冷蔵庫の食材を食べ
- 2〜5日:冷凍庫の食材を食べ
- 4〜7日:乾物&缶詰を食べる
なんてイメージで考えてみてはいかがでしょうか?
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