ガスキャンプ〜1周まわって災害チェック<防災キャンプ>



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オールガスでキャンプ

いつもはアルコールストーブをセットするストームクッカー。今回はガスキャンプなのでガス器具をセット。

全部ガス器具を使ってキャンプ。

キャンプでガスは現代では決して珍しくありませんが、灯油やアルコールなどの液体燃料が主となっている我が家では殆どガス器具は使いません。

日々変わっていく装備の中でちゃんと災害時に対応できるか、問題はないか、久しぶりに試してみたいと思います。

加熱調理器は要検討〜マルチグリドルの導入で

CB缶は立てて使ってください。

使ってみないとわからないものです。
加熱調理器は色々ありました。

ストームクッカー×ガスシステムはトロ火が難しい

実は持っていたストームクッカーをガス化するユニット。
これを使うと嵐の中でガスが使えるようになるというもの。

アダプターを使って100均CB缶と繋ぎましたが、横向きだと所謂液出しになってしまいうまく着火しませんでした。
立てたら落ち着きましたが、強火は問題ないもののトロ火が難しい。
今回カレーを作りましたが、うまく煮込めませんでした。

SOTO Gストームは輻射板がありマルチグリドル使えず

Gストーブはマルチグリドルの様な幅を取る鍋では使えないことが判明。
輻射熱でガス缶へのダメージを防ぐという意味では正しい機能ですが、マルチグリドル時代には厳しいですね。
フラットバーナーが重宝されているのがわかりました。

30年前のコールマンOD缶バーナーは高さが×

460mlのOD缶しかなかったので繋いだのですが、高さがあり過ぎてマルチグリドルやスキレットが不安定。
マルチグリドルとストームクッカーの相性は抜群ではないけれど使えたので良かったです。

ランタンはどれも良かったです

今回はコールマンのノーザンノバ、ノーススター、ユニフレーム フォールディングランタンUL-X、SOTOひのとを持って行きましたが、自分の仕事をばっちりこなすという感じで良かったです。

実は初出勤のノーザンノバ。効果のほどは後日報告します!

因みに燃費ですが、林間サイトで18時〜23時の間点灯しました。
消灯ギリギリで周りに利用者がいなかったのでテストしやすかったです。

  • ノーザンノバ:460mlOD缶×1.5本(60%で稼働)
  • ノーススター:460mlOD缶×1本(80%で稼働)
  • UL-X:250mlCB缶×1本(90%で稼働)
  • ひのと:250mlOD缶不明

加熱調理器具は要改善ですが、稼働を考えたらそのままか

今回使用してみて加熱調理器は要改善だなと感じました。
メスティンが主体なら問題ありませんが、マルチグリドルを使うとなると手持ちのガス器具を使うと難しい。

  • 現状のガス器具をベースに考えるか
  • マルチグリドルを活かすか

になるわけですが、恐らくこのままで行こうかなと思います。
理由は単純で我が家は子供を含めて灯油モデルに慣れているからです。
マルチグリドルだと焼きそば簡単なんですけどね。

キャンプは定期的に行くので、無意識でアジャストしつつキャンプしている訳です。
ですが、防災視点でこれまでの取り組みを振り返ると、

  1. 当初は災害にはCB缶モデルが良いというところからスタート
  2. ガスが冬に使えなくなるドロップダウン現象(気温の低下でガスが気化しなくなる現象)を対策しなければ
  3. またCB缶1本で災害に突入するのはリスキー(防災推進者はみんなCB缶を推すため災害時に集中するのではないか)
  4. ホワイトガソリンモデルを引っ張り出して導入、そんな時に灯油モデルを知る
  5. コストと絡めて灯油とアルコール主体のキャンプを模索(第二の燃料)
  6. 灯油とアルコールが抜群に使いやすく傾倒
  7. 防災普及の観点では夏を中心とした3シーズンはガスが良いだろう
    個人的には灯油とアルコールで問題ないけれど、世間のガス信仰は絶大と感じるので防災の普及を考えるとガスにも取り組まないと
  8. ガスキャンプ ←今ココ

という感じで一巡した感じです。

機材で調整するか、クッカーで調整するか

上から見れば一周していますが、横から見れば螺旋のように上がっているもの。
日々アップデートしているため、元に戻ることはなく今回のような現象が起こる訳です。

そんな時に今回のようにバーナー単体は問題ない、クッカーは問題けど、組み合わせたらうまくいかないこともあります。
その上で機材の調整をするのか、クッカーの調整を行うのか考えていかないと思いました。

我が家は複数の火器(燃料)を持つと決めていますから、取り急ぎガスはメスティン等で対応しようと思います。
その上で家族の調理に理想的なマルチグリドルを対応させるか考えて行きたいと思います。

ガス缶の処理について

ガスを使っている人なら当たり前の使用済みのガス缶の処理。

今回、使用済みとして出た空きガス缶ですが、

  • OD缶:3本
  • CB缶:2本
  • 冷却スプレー:2本

という感じになりました。
使用量に比べて缶が多いのは未使用缶と使用済み缶を運搬し使用したからです。
これが多いか少ないかは別として、我が家では多いと感じました。

今回我が家では未使用をボックスに、使用済みを穴あけ後ゴミ袋に入れて運搬しました。
全て未使用ボックスに戻して運搬すれば大きさは変わりませんが、今回のように分けて持っていくと場所が増えるなと感じました。

普段は18リットルのポリタンクから2リットルのポリタンクにうつした灯油と、4リットルの容器から500mlボトル1本または2本のアルコールを持って行きます。
NOVAを使うと決まっている日は350mlボトルに半分入れて行きます。
灯油タンクとアルコールタンクはポリ、NOVAボトルはアルミと非常に軽く、使っても使わなくても定位置のフューエルケースに戻すだけ。
あまり燃料の場所を意識していません。

ガス缶を否定する訳でもありませんし、ゴミを出すなと言うつもりもありません。
ただ、持ち帰る時に増える缶と、ゴミに出すまでの間、どうしているのだろう?
例えば玄関にゴミ出しの日まで置いておくとして災害時に障害物にならないだろうか?
飲んだビール缶とまとめておく場所があるから問題ないのかな?
などと考えていました。

屋内で使用するならカセットボンベ(CB缶)が良いと思いますし、屋外では気温に左右されない灯油もいい。
ゴミ量で悩んでいる、運搬スペースに限りがあるなんて人にはこんな考えもあるという事です。

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ABOUTこの記事をかいた人

「災害に備えたい!」 そんな妻の一言からスタートした防災計画。 仕事の都合でたまたま東京23区に住むことになった私が東京都23区に合う防災グッズを探していきます。 便利も不便も楽しめる小学生と、キャンプは嫌いだが防災には関心がある妻、そして数十年前にやっていた(だけ)キャンプ熱が再発したほぼ素人の私。 2人のために確実・簡単に使えるグッズを集め、防災訓練と称してキャンプに行き、それなりに楽しんでくれてます。 防災訓練と言えども楽しむのは大切だと考えています。 キャンプから見た防災という記事やはありますが、「東京23区の防災スタイル」「東京23区在住者から見た防災」というテーマの記事が少ないと思い、人柱になって綴っていきます。 ロマンよりも簡単確実を取り、ブランドにこだわりません。 また防災しか使えないグッズではなく、キャンプやお花見などのレジャーでも使えるものを探すことで、日常的に防災グッズに触れる機会を提案します。 このサイトを見て「自分ならこうする!」と防災について考えるきっかけ作りを目指しています。