水蒸気炊飯の決定版「KEITHクッキングポットTi6300」は水蒸気炊飯の始祖?



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キャンプや備蓄に、最強の乾物=米

ご飯は美味しい。
そのご飯の元の姿が米。

お米は乾物として素晴らしい。
キャンプは勿論、備蓄としても有効。

お焦げと言えばキャンプの醍醐味・・・だったはずですが、近年はそうでもないらしいです。
焦げがないように炊くのが主流になってきました。

お焦げ、好きですけどね。

キャンプでは「失敗しない」炊飯が発明

2台のダイソーダッチオーブンで自動炊飯+カレーを作る

キャンプでは失敗しない炊飯が発明?されてきました。
失敗したくないというのは非常に現代らしいなと感じます。

代表的なのは、

  1. 自動炊飯:固形燃料やアルコールストーブの燃料を調整し、決まった時間で消火させ、ほったらかしで失敗しない炊飯を実現
  2. 水蒸気炊飯:通常の飯盒の半分サイズの戦闘飯盒二型という、飯盒の中蓋の形状を利用して蒸し炊飯するというもの。蒸すので理論上焦げができない
  3. アイラップ炊飯:沸騰に耐えられるアイラップというビニール袋に、お米と水を入れ口を縛り湯煎するというもの。湯煎なので理論上焦げができない上に、炊き上がったら袋のまま手渡せるので炊き出しなどに良い。

の3つでしょうか?
どれも美味しいと思います。
どの方法もキャンパーさんなら持っている道具でできるので一度試してみると良いと思います。

先日、炊飯について調べている時に出てきたのが、KEITH Ti6300クッキングポット。

カッコ良い!

蒸し器?

水蒸気炊飯?

これは謎ですが、面白そうなので入手しました。

ラージメスティン+アルコールストーブで自動炊飯を防災キャンプでやってみました!<レビュー>

開封

カッコ良い!チタン製です。

パーツは3点。本体、中鍋、蓋。シンプルです。中鍋が短くなっていて、本体に漬けて使う構造になっています。

ライスクッカーとも書かれているのはこれですね。お米のグラムが書かれています。穴は水蒸気が出入りする穴らしいです。

お米に合わせて水位を調整する穴。

下にも穴が空いています。

炊飯してみます

今回はお米1合を炊きます

1合という表示はないので1合(150g)に近い水量+多めに入れました。水蒸気炊飯なので空焚きしなければ大体でOK。上から水を注ぐと穴から水が逃げていくので、落ち着くまで水を足していきます。

留金を持ち上げます

引っ掛けて

留め具を持ち上げて留めます

両方持ち上げて浸水します

今回はガスでやります。

火にかけます。中火位でやりましたが、この辺は適当です。アルコールストーブでやっても良さそうです。

7分経過。水蒸気が出てきました。

どんどん噴きます

落ち着いてきました。ここまで一切火力調整していません。

吹き出しが完全に止まり湯気がうっすら出てくるようになったので、火を止めて蒸らしに入ります。10分。

おお!炊き上がってます。見事な炊き上がりっぷりにビックリしました!

ハヤシライスを湯煎する

美味しそうなハヤシライスのレトルトパック

クッカーの本体(外側)だけ使ってお湯を沸かします。海沿いなので風防が必要になってきました。

沸騰したので湯煎します。

ご飯にかけます。美味しい!ハヤシライスは水蒸気炊飯ご飯のみずみずしさと良く合います。専用クッカーだけあってとても良いですね。因みにこのお皿は最近我が家で流行っているバガスというサトウキビの繊維を使った使い捨て皿です。剛性があってある程度熱が手に届きにくいです。言ってみればサトウキビのカスを使っているので合理的なアイデアだと思います。

簡単でかなり美味しい

熱源は沸騰させることができるならなんでもOKです。このクッカーの中にアルスト入れたら、ソロはこれだけでイケる完成度です。

炊くポイントですが、

  1. 空焚きを防ぐため表示より水を多めに
    構造は蒸し器ですから空焚き厳禁
  2. 火力調整は不要
    沸騰する中火〜やや強火でOK
  3. 蒸気穴からお湯が噴き出し、止まったら火を止める

水量が適当で良いというのは面白い発想でした。
水蒸気炊飯はアレンジしたアイデア炊き。
こちらは標準炊き。

飯盒はないけれど水蒸気炊飯を防災キャンプで試してみました!

KEITHクッカーは記事を見ていると10年以上前に登場していたらしい。
時代が追いついた感がありますね。

2合まで炊けるのでソロ〜デュオ向きだと感じます。
みずみずしく、甘みを感じる味わい。
3人前と言いたいのですが、かなり美味しいので男性2人なら1人1合イケてしまうのではないでしょうか。

湯煎炊飯(アイラップ炊飯)を防災キャンプで試してみました!

素手で持てます

上部に突き出ている部分は熱くなりにくいので素手で持てました。さすがチタン!自身で持つ時は必ず確認をしてくださいね。

チタンは軽いのが魅力ですが、反面アルミなどに比べると熱伝導性は非常に悪いです。
これが有効に働くのはチタンカップを直火でかけても淵までは熱くならないので口をつけられるということでしょうか。

KEITHクッカーも例に漏れず上部は熱くなりません。
本体はさすがに熱いけれど、上部は素手で持てます。
熱源から下ろす時は上を持って下ろしてください。

自動炊飯をおさらい

「失敗しない」最有力候補。

ある意味ほったらかしでこのクオリティーは凄い!なんで流行らないのでしょうか。

焦げ知らずでみずみずしいご飯が炊けるクッカーでした。
失敗したくない人にとってはオススメクッカーです。

細長い格好なのでパスタを茹でるのも良さそうです。
レトルトの湯煎もバッチリですし、湯沸かしポットとしても使えます。

イムコ自動炊飯シリンダーを燃焼させてみました!<レビュー>

蒸し器ですから、蒸し物も得意です。
蒸す場合に注意したいのはシュウマイや餃子の皮が(恐らく)鍋(チタン)にくっつくこと。
クッキングシートなどを使いたいです。

よく見ればコンパクトな寸胴体型。
なるほどなあと感じました。

かなりコンパクトで有能なクッカーです。
是非お試しください。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

「災害に備えたい!」 そんな妻の一言からスタートした防災計画。 仕事の都合でたまたま東京23区に住むことになった私が東京都23区に合う防災グッズを探していきます。 便利も不便も楽しめる小学生と、キャンプは嫌いだが防災には関心がある妻、そして数十年前にやっていた(だけ)キャンプ熱が再発したほぼ素人の私。 2人のために確実・簡単に使えるグッズを集め、防災訓練と称してキャンプに行き、それなりに楽しんでくれてます。 防災訓練と言えども楽しむのは大切だと考えています。 キャンプから見た防災という記事やはありますが、「東京23区の防災スタイル」「東京23区在住者から見た防災」というテーマの記事が少ないと思い、人柱になって綴っていきます。 ロマンよりも簡単確実を取り、ブランドにこだわりません。 また防災しか使えないグッズではなく、キャンプやお花見などのレジャーでも使えるものを探すことで、日常的に防災グッズに触れる機会を提案します。 このサイトを見て「自分ならこうする!」と防災について考えるきっかけ作りを目指しています。