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冬の寒さは電気とガスに予想以上の現象を与えることがあります
厳冬期に災害が起こった。
闇というのは精神的にも防犯的にも作業的にも不具合が生じます。
そこで登場するのが光の存在です。
光は照らすという目的以上に心も照らしてくれます。
これは想像以上に大きく作用します。
こんな時に使うのが懐中電灯だったり、キャンパーさんならランタンなんて選択があると思います。
普段、なんの問題もなく使えている電気ですが、厳冬期には悪さをしてくることがあります。
火力が弱まる、想像以上に寿命が早くなるなどの現象です。
0℃以下になると乾電池やバッテリーの出力が落ちたり、寿命、充電ゼロになったりします。
最近のポータブルバッテリーは-10℃までイケると言われるモデルがありますが、満タンから使い始めて15分でゼロになってもおかしくありません。
なんで?と言っても仕方ない、原則電気はそういうものです。
ではカセットボンベ(CB缶)なら大丈夫か?と言われると、カセットボンベは5℃を切るとドロップダウン現象によりグズリはじめます。
キャンパーさんなら知っているパワー缶という厳冬期用もありますが、更に-5℃までイケるようになったりしますが、使える時間が短い可能性があります。
そんな時に元気なのが灯油ランタンです。
明るいモデルは屋外じゃないと恐いですが、オイルランタンなら場所さえ選べば室内もイケるでしょう。
我が家で用意している灯油ストーブを紹介します。
我が家で導入している灯油ランタン
ランタンには大光量の加圧式と暗いけど癒される非加圧式があります。
加圧式はキャンプのランタンらしいポンピングして、灯油+圧縮空気で気化させて点灯させるモデル。
非加圧式は蝋燭と同じ原理で芯に灯油(パラフィンオイル)を染み込ませて点灯させるモデル。
単純な明るい暗いでは計れない魅力があります。
灯油は他のランタンに比べ黄色(ゴールド)っぽい色味になることが多くとても癒されます。
ガスでもホワイトガソリンでも出せない味わいが灯油にはあります。
非加圧式灯油ランタン
フュアーハンドベイビースペシャル267
元祖ハリケーンランタン。
ハリケーンの通り台風でも消えない耐風性に優れたランタンです。
タンクも大きく14時間燃焼するだけでなく、置いても吊っても安定します。
使い方も簡単で美しい炎が見られます。
ザウスウインズ トワイライトオイルランタン
デイツ スケーターズランタンのオマージュランタン。
構造はフュアーハンドと似てますが、スケーターズの名の通り、元々は夜にアイススケートを楽しむために持って滑ったんだそうです。
そのためぶら下げて使うのが得意に感じます。
フュアーハンドよりもコンパクトサイズながら光量がちょっと上。
力強い光が特徴です。
カメヤマ トゥルムランタンミニ ゴールド
厳密には灯油ではありませんが、ここでキャンドルランタンも紹介。
灯油ランタンはパラフィンオイルというのも使えるのですが、パラフィンオイルは蝋燭の蝋を溶かした液体という認識で大体良いと思います。
非加圧ランタンの多くが灯油よりも煤が出ないパラフィンオイルを使います。
という事でキャンドルランタンもここに加えましょう。
暗いけれど寒くても元気に灯してくれます。
蝋燭も持っておくと安心ですよ。
加圧式灯油ランタン
ペトロマックスHK500
最も明るいランタンの1つです。
眩しい、目が眩む、などと言われますが、温かい光ですね。
光量調節ができないなどのデメリットはありますが、ゴールドの光は感動モノです。
辺り一帯を力強くも優しく照らしてくれる最強ランタンの1つです。
コールマン639C
コールマンの魅力は使いやすさにあります。
639Cも例に漏れず使いやすい。
光量調節ができるのはとても良いですよね。
明るさもHK500に劣るものの、明らかに光量不足ということはありません。
十分明るい実用性に優れたランタンです。
因みにコールマンの灯油モデルは日本に入ってきていません。
正規品はありませんので並行輸入品になります。
コールマン950改(数10年前に入手したモデル)
コールマンのホワイトガソリンモデルの一部はジェネレーターという部品を灯油用に変える事で灯油仕様にすることができます。
950はホワイトガソリンモデルですが、639Cのジェネレーターに交換することで灯油仕様にしています。
普通に使えますが、639Cのバランスが良いのでサブランタンとして所有しています。
エレキは信用できない
電気は平時には頼もしいのですが、有事になった途端絶望的になることがあります。
当サイトではポータブルバッテリーはUSBで繋げるもの、AC100Vは他のエネルギーに切り替えて考えてみてはいかがでしょうか?と提案しています。
その1つが灯油です。
灯油の魅力は、
- ガソリンスタンドで手に入り(スーパーやコンビニ以外で手に入るエネルギー)
- 値段も比較的安く
- パワーがある
というのが挙げられます。
家電はリーズナブルですが、3日間の運用を乗り越えると考えると電気よりも導入のハードルが低くなると思われます。
2023年は夏がとても暑かった。
ということは冬がとても寒いかもしれません。
一般的にガスカートリッジは5℃を切ると火力が弱まったり、点かなくなったりと不安定になります。
その点灯油やガソリンなどの液体燃料は-10℃でも元気そのもの。
一般的に防災普及者はカセットボンベを防災に加えなさいと呼びかけています。
在庫&売場が少ないであろう東京ではカセットボンベが不足する可能性があります。
そんな状況で登場するかもしれない灯油ランタン。
皆様は寒い冬に光があるかを想像してみてください。
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