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数年しか製造されなかったレザーマンジューズxe6
レザーマンの中では短命モデル
xe6は1年説、7年説など様々な解説がありますが、いずれにしてもレザーマンの中では短命に終わったモデルです。
現行モデルはオフィシャルサイトで見ることができますが、それ以外のモデルはマニアではないため分かりません。
先日、つくば遠征に行った時にたまたま見かけ調べたら、短命なモデルでハサミがついている!
日常使いもそうですが、防災的にはナイフよりもハサミの方が優先順位が高いだろうと思っているので、これは手に入れたい。
しかも以前の輸入元の時代のものなので叩き売り(と言っても私には高価ですが)されていたので入手しました。
早速見ていきましょう!
良いなと思ったところ
- 家庭用工具向き
波刃とかノコギリとか付いているのですが、意外と家庭的だと感じました。 - ハサミが大きく畳んだ状態から取り出せる
ハサミを重視しているからの判断だとは思いますが、立派なハサミが付いています。 - ワインオープナー
これは他のレザーマンでは殆どない機能なので良いですね。 - コンパクト?
確かにスタイルPSに近い縦横サイズなのですが、厚みがウェーブ+よりもあるというのをどう判断するかでしょうか。
入手してわかった短命だった理由
短命だった理由は、
- バランスが悪い
日常、キャンプ、現場のどこに軸足があるのかが分かり難いモデルという印象があります。
スタイルPS並みのサイズにウェーブ+並の機能を詰め込んでいるが故に重量バランスや機能バランスが悪いのです。
例えばプライヤーは厚みの割にバランスが悪い1つで厚みの割に薄い。
ウェーブ+にスタイルPSのプライヤーがついているようなイメージなのです。
マイナスドライバーが3種なのにプラスドライバーが1種という逆だったら良いのに・・・これもバランスが悪いです。 - 多機能ゆえに取り出し方法にクセがあります
ある機能を取り出すために他のを開いてからこっちを出して、あっちをしまうという現象が多発します。
機能が構造的に渋滞しています。 - 取り出し難い
機能をぎゅうぎゅうに詰め込んでしまったので、開くのも一苦労。
動かして柔らかくすればという意見もあると思うのですが、実用品としか思っていないので硬いなりに取り出しやすくして欲しいと思いました。
短命になった理由はロマンが溢れたから?
多機能であること、これはロマンです。
レザーマンツールは確かにロマン溢れるツールですし、そのロマンに応えてしまったのでしょう。
ですが、本来レザーマンは実用性で伸ばしてきたメーカーだと思うのです。
低予算でヨーロッパ旅行をしていたテイム・レザーマンさんが、中古レンタカーや安ホテルのトラブルに悩まされた結果、思いついたというのがきっかけでプライヤ付きのマルチツールを作ったのがレザーマンです。
実用性は満たしているけれども、欲張りすぎたかなと感じます。
ロマンと実用のどちらを優先するかで評価が大きくわかるかもしれませんね。
スタイルPSをさわっているとロマンよりも実用に舵が切られているからか、精度が高く品質の良さを感じます。
そのモデル以上の機能数を追い求めず、実用重視でいく方がレザーマンっぽいのかもしれませんね。
決して悪くはありません。
特にワインオープナーとプライヤーを備えたマルチツーなんてそうそうありません。
ただ、ナイフやハサミだったら他のレザーマンの方がオススメするかなー。
そんな印象があるモデルです。
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