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ソロストーブキャンプファイヤーは小学生とのキャンプや防災にオススメ
ソロストーブキャンプファイヤーはニ次燃焼が美しいストーブとして人気です。
これが小学生にはなかなか相性が良いので紹介します。
沢山のレビューがありますので、ここでは小学生を持つ親にオススメの理由を書いていこうと思います。
子供にソロストーブを使わせる時は親同伴ですよ!
その1:組み立てが簡単で小学生に「組み立てお願い!」と一言でOK
本体と五徳だけというシンプルな構造なので、小学生低学年でも組み立てられるのがいい!
「組み立てお願い!」と言えば、袋から本体を出し、本体に埋まっている五徳をひっくり返すだけで完成!
説明不要です。
小さな成功体験ですが、小学生には案外良いのです。
キャンプに来てNintendo Switchじゃダメ!
せっかくのキャンプ(我が家は防災訓練)です。
体験のチャンスなのですから、我が家では全て親がやらず子供に手伝ってもらいながら進めるのが理想なのです。
ソロストーブのシンプル極まりない構造だからこそ可能なのです。
つなぎ目がないからバリがない。
これも子供に預けて安心なところです。
その2:枝を探しにキャンプ場を探検できる
子供は枝が好きです。
何故か枝が好きです。
なので枝を探しに行こうというと一緒に探してくれます。
山や川の探検は面白く、枝や松ぼっくりを沢山拾ってくれます。
拾ってきた枝は燃やす燃料となり、みんなが喜んでくれます。
役に立つという気持ちも得られます。
毎回、炭とペレットは持って行きますが、あえての枝拾い。
お父さんの運動にもなります。
因みにどんぐりは跳ねることがありますので入れない方が良いかも。
その3:中学年にもなればノコギリが使えるので枝を切ってくれる
短い枝は折って使いますが、太い枝はノコギリで切ります。
ソロストーブキャンプファイヤーは一度火がついてしまえば太さ10cmの枝も燃えてしまいます。
その代わり、15cm程度の長さにカットしないと煙が出てしまうのでカットして使います(生木はどちらにしても煙ります)。
このカットをお願いしてしまうのです。
うちの子は喜んで切ってくれます。
切るのが楽しいみたいです。
10cmの枝が入るということはバトニングしなくても良いですし、子供が拾って来られる太さの枝は大体入るということ。
バトニングナイフを渡すのは気が引けますがノコギリなら渡せます。
この辺りは親の判断ですよね。
我が家ではコンパクトでよく切れる「ポケットボーイ」を使っています。
その4:ソロストーブは恐ろしく着火が良いので着火体験をさせてあげられる
火を育てる楽しみがないと言われるソロストーブ。
確かにその通りで、恐ろしく着火が良いです。
ということは子供にも着火体験させてあげられるのです。
我が家ではファイヤーライターとメタルマッチ、ガストーチを使いますが、ファイヤーライターが良いですね。
簡単に着火できて火持ちが良いので着火の失敗がほとんどありません。
その5:どっしりとしたソロストーブなら足を引っ掛けられることがありません
子供はちょろちょろするものです。
「危ない!」と言っても楽しい気持ちを抑えられません。
そして背が低く手足が短いのでどうしても、コンロやバーベキューに近づかないと、薪を入れたりお肉を取ったりできません。
結果、コンロに近づき、足を引っ掛けるのです。
何人かの親御さんはバーベキューコンロに足を引っ掛けてひっくり返りそうになったなんて経験ありませんか?
これがソロストーブだと脚ないのでちょっと引っ掛けることがありません。
鍋が乗っていれば危ないですが、鍋やヤカンが乗っている時は熱いのがわかるのか距離を置きますし、どちらかというと枝を入れて燃えるところを見たいので、手が近づき体は離れるのです。
やりたいという気持ち=自主性は大切にしたい。
極力「ダメ!」と言わなくて良い環境づくりが好ましいと思っています。
私はうまくいかない時は、そのキャンプは親(自分)が理想とするキャンプであり、子供とっては理想ではない考えています。
その6:ソロストーブが熱くなるのは本体の半分から上、底はそれほど熱くならないので小学生が足を火傷する確率が低いです
大人が気付きにくいものの1つに子供の足の位置があるかもしれません。
背丈が低く、手足が短い子供はコンロとの距離が近いです。
そこでソロストーブ。
燃焼中は本体の底はそれほど熱くなることはありません。
内側側面の穴から上が特に熱くなります。
恐らくですが、本体外側に空いている穴より下なら軍手で持てるのではないでしょうか(あくまでも自己責任です)。
熱くなるのは本体の半分から上。
一般的にはこれが体が暖まらないから嫌だ!
とソロストーブを敬遠する理由の1つだと思いますが、小学生を持つ私にとっては足元が冷えているのはとてもありがたいです。
足がコンロの下に入ることがありませんし、足が触れる場所は温度が低い。
真冬は使ったことはありませんがかなり暖かいですよ。
暖はとれます。
反射板などを置けばもっと暖かくなるのではないでしょうか。
焚き火モードになれば炎も上がり、とっても喜んでくれます。
火が上がれば自然と後ろに下がります。
その辺の防衛能力は大人より高いのではないでしょうか。
その7:かなり大らかに火を育てられる
ソロストーブキャンプファイヤーは燃料を入れ、忘れ熾火になったとしても、燃料を入れればすぐに復活するのが良いですね。
ソロストーブキャンプファイヤーより小型のタイタンやライトはこれが難しいのではないかと想像します。
大らかに火を育てられるということは子供でもできるということ。
キャンプファイヤーは枝や薪を投入すれば火を維持できるのが良いですね。
最初のウチは「はい入れてー」とタイミングを教えてあげれば大丈夫。
途中でちょろちょろし始めたら「忘れてるよー」と教えてあげればまた燃料投入してくれます。
子供のちょろちょろを管理しながら火の管理をするならば、子供と一緒に火の管理をした方が良いと思います。
熱を感じるという経験は良いことだと思いますし、これがこうなったら火事に繋がるんだよなんて話をしてあげる、行動を共にできることは、子供から学ぶ、想定する機会に良いと思うのです。
自分はこうだと思っていても他の人はそう動くわけではありませんので。
その8:子供は七輪の大きさが好き説
息子はキャンプファイヤーが気に入っています。
子供はちょっとコンパクトなグリルの方が好きなのではないかという説。
私が20代の頃、それまで使っていたバーベキューコンロから七輪に変えた時期がありました。
理由はそれまで乗っていた四駆からオープンカーに乗り換えたから。
車を換えたら、いやあ入らない入らない。
そもそもオープンカーでキャンプやるなよって話なのですが。。。
その時代は限定のように薄くなるようなコンロはなかったのでコンパクト化を余儀なくされました。
その時に見つけたのが七輪。
セトモノの灰受けは脆かったので鉄製の灰受けに変更して使っていました。
使い始めたら2〜3人で使うには軽量コンパクトで、炭の量が少なくて良い。
網も鉄板も使えて勝手が良い。
それ以来、七輪派になったのですが、その後キャンプ場で不思議な光景に出くわしました。
お隣さんと通りすがりの人に声を掛けられるのです。
「七輪いいねえ」と。
お連れの子供も言うのです「お父さん、あれがいい!」
その当時はどこのキャンパーさんも大型のバーベキューコンロばかり。
1万円以上もするコンロばかりの中、1000円もしない七輪です。
肉も焼きましたが秋刀魚も焼いたし、干物も焼きました。
案外、キャンプで秋刀魚焼く人いないんです。
そしてまた子供に言われるんです「お父さん、あれがいい!」と。
良い思い出です。
時代は変わっても七輪の大きさのソロストーブキャンプファイヤーのサイズは子供にとっても楽しく映るものなのかもしれません。
もしも、子供がキャンプに食いつかないと嘆く、親御さんがいらしたらソロストーブキャンプファイヤーか七輪が良いかもしれませんよ。
多くのお父さんにとっては豪快にやりたいと思うのですが、子供はそうではないのかもしれません。
私が感じているソロストーブキャンプファイヤーの良さと使いかた
燃焼室が大きく、深く、横風に強く、火の粉が上がらないのは驚異的
大らかに火を育てられるキャンプファイヤーはタイタンやライトと違い、燃焼室が大きく、深いです。
その為、二次燃焼と煙突効果によって上に吹き上がるのがソロストーブの魅力なのですが、同時に横風に滅法強いです。
本体から見えているのは炎、燃えているのは本体の中ですからね。
強風の中で火を付けるのは問題ですが、最初は弱かった風が途中で強くなったなんてことはよくあります。
火の粉もほぼ上がらないのは驚異的です。
強烈なニ次燃焼のため、美しい炎と燃え尽き具合がとても良い
ソロストーブを語る上で避けて通れない二次燃焼。
豪快に上がる美しい炎は何度見てもうっとりしてしまいます。
燃焼効率が良いから燃え尽き具合も優秀。
最初使った時にあまりの灰の少なさに驚きました。
長い熾火を生かして焼物を、恐らく焼き芋もできるんじゃないかと思います
意外に長い熾火。
これをどうするか問題ですが、結構な熱量なんですよね。
熱量を生かして湯沸し、焼肉なども結構イケます。
我が家の場合ですが、
最初に火起こし→お湯を沸かし→熾火になったら焼き物(炭投入することも)→再びペレットや枝、薪を入れてファイヤー
みたいな使い方をしています。
試してはいないのですが、燃焼室の大きさを生かして焼き芋できるのではないでしょうか。
大きいと言ってもミニマムなので小さな芋しか入りませんが試してみたいです。
炭火も良いです
ソロストーブは落ちてる枝だろうと言う人もいるとは思いますが実は炭火も良いです。
炭を使えば所謂七輪です。
網や鉄板を乗せて焼肉焼魚できますよ。
二次燃焼はしませんが、だからこそ煮炊きしやすいのです。
炎を出さなきゃソロストーブじゃないという人もいるとは思いますが炭もイケますよ。
ペレットを使えば無煙が実現、都市災害時に外で煮炊きできるのではないか
生木は少々煙が出てしまいますが、ペレットを使えばほぼ無煙。
都市災害で火を使う時は周りが燃えにくいというのもありますが、煙を出さないという点も考慮しないといけないと考えています。
煙は当人達には問題なくても、当人以外には耐え難いものです。
災害中のトラブルの元になります。
その点でソロストーブ+ペレットは煙が出ないのが良いです。
煙が出ないのであれば迷惑をかける確率が下がりますし、寒い日なのであれば一緒に暖を取りましょうと声をかけることもできます。
ペレットを使う時は本体底の二クロム線の下にペレットが落ちないようにペレット用のロストルを敷くと良いです。
燃えていないペレットがニクロム線の下に落ちてしまうと、下からの空気が取り込めなくなり、燃焼効率が落ちてしまいます。
使いたい時に使える頑丈さがいい
収納次に変形しないのが難点と言われるソロストーブですが、変形しないからこそシンプルで頑丈なのがソロストーブ。
壊れないのが良いのです。
キャンプグッズもそうですが、今まで使ってきた多種多様多ジャンルのグッズはみな、変形や多機能であるほど壊れる確率が高かった。
その結果、今では変形や多機能のものは使わなくなってしまいました。
特に熱源は変形しやすく、ハマらなくなったり、角で手を切ったりすることが多くなります。
このサイトでは防災グッズとして紹介しています。
ソロストーブも例外ではなく、使いたい時に確実に使えるというのは防災レベルが上がった時に必要な要素。
災害時のコンロとしてもオススメできます。
キャンプなら壊れてもドンマイなんですけどね。
頑丈で設置が簡単、燃料が選べ、着火が楽で、灰が出ない、気遣い不要のソロストーブ
いかがだったでしょうか。
私にとって七輪は理想的なコンロだったと言うのもあって、ソロストーブキャンプファイヤーは現代の解釈でブラッシュアップされた製品だと思います。
そして子供と一緒に設置し、燃料を探し、着火し、育てるという気遣い不要のソロストーブは子供と一緒に学べる火器なのだと思います。
みなさまの防災グッズの参考になれば幸いです!
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