安心!安全!そして楽!ペトロマックスHK500“もう1つ”のプレヒート法を試す



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先日、入手したHK500の火入式

灯油ランタンや灯油ストーブ(バーナー)はプレヒート(予熱)が必要です

ひょんな事から我が家にやってきたペトロマックスHK500(Petromax HK500)。
うずうずしてしまって仕方ないので点灯してみます。

素晴らしい光を得るためにはプレヒートが必要です

HK500に限らず灯油モデルを着火させるにはプレヒート(予熱)が必要です。
プレヒートしなければファイヤーするか火だるまになります(どっちも同じ?)。
ですが、プレヒートをしっかりやればあっけなく着火します。
そのプレヒートも簡単ですが面倒と感じる人もいて、結果炎上するのだと思います。
炎上しても基本は放置しておけば落ち着いてきます。
個人的には燃えるものと思っていますし、焚き火(火だるまですが)をしていると思えば慌てずにすむと言うものです。

HK500のプレヒートですが主に3つあります

  1. プレヒートバーナーを使う
    HK500所有者のほぼ全員がやっているのではないかというべきプレヒート法です。
    HK500にはプレヒートバーナーというものが付いています。
    多くのサイトや動画ではこの方法でやるのが殆どで、HK500らしさを堪能できるプレヒート方法です。
    ダイナミックな反面、燃料のタンクの空気圧が下がりやすい。
    空気圧が下がっても炎上するので圧を下げないようにしなければいけません。
    慣れれば問題なく対応できる範囲です。
  2. ソフトスタート(アルコールプレヒート)
    一般的な灯油モデルと同じく燃料用アルコールなどでプレヒートを行い着火する方法です。
    HK500はプレヒートバーナーの他にプレヒートカップも付いているので、実は標準でプレヒートする方法なのですが、殆どの人がプレヒートバーナーを使ってプレヒートしているようです。
    プレヒートバーナーを使った豪快なプレヒートも絵になりますが、ソフトスタートの静かなプレヒートも絵になります。
    なにより、落ち着いてプレヒートできるので、私はこの方法をメインにしたいと考えています。
    今回のログのテーマになっているプレヒート法で、標準のプレヒート法ながら圧倒的に使われない、プレヒートバーナーに振り切られ絶滅危惧種になっている、もう1つのプレヒート法です。
  3. <例外>外部バーナーで炙る
    ガストーチなどで炙る方法です。
    要はジェネレーターが温まれば良いのです。
    プレヒートバーナーを使わず外部バーナーを使うという事です。
    恐らくメーカーは推奨していないことと、氷点下になった時にガスが出なくなるかもしれないのが難点です。

基本的な使い方はこちらを参考にしてください

一般的に知られているプレヒートバーナーを使って着火まで行う方法です。


もう1つのプレヒート法「ソフトスタート」で点灯してみます!

もう1つと書きましたが、これも標準のプレヒート法です。
標準装備のアルコールカップに燃料用アルコールを注ぎ着火します。

今回は撮影のためにホヤガラスは外した状態で進めました!
ただ、ホヤガラスはあるものとして進めましたのでご覧ください。

マントルを取り付けます。大きいですね!燃料もポンピングも済ませます。

アルコールカップ(プレヒートカップ)の横に大きめの穴が空いているのでそこからアルコールをカップに注ぎます。基本は満タンです。

同じ穴からライター(マッチ)を差し込みプレヒートカップのアルコールに着火します。

マントルから焼きしながらプレヒートしていきます。から焼きが済んでいればプレヒートのみになります。

マントルから焼き終了。そのままプレヒートを続けます。

ジェネレーターが温まってくるとマントルが呼吸するように光り出します。

燃料用アルコールが燃え尽きたら、燃料ダイヤルを下に回すとあっさり着火しました!

追いポンピングすると明るく安定しはじめます。

このまま様子を見ます

要は眺めたいだけです。

燃料が少ないからか空気圧が落ちるので1時間に1回ポンピングしました。

いい感じに焼けてきました。結構熱いです。ストーブのような暖かさがあります。

数時間燃焼させたら息切れしてきました。燃料が残りわずかになったためで、追いポンピングすると明るくなりますが、すぐにこんな感じになります。

その後呼吸するようにファイヤーし始めました。

最後は炎上しましたが、燃料が入っていて、ポンピングしていればこんなことは起きません。

燃料調整ダイヤルを上にして消火。今回はここまでです。

火力調節(明るさ調整)はほぼ出来ない

HK500は明るさ調整できません。調整したいならコールマンが良いと思います。この格好良さと佇まい、灯油の経済性を取り、明るさ調整を捨てるというのがHK500との付き合い方のようです。

コールマンなどで慣れている人は戸惑うかもしれない明るさ調整。
HK500はほぼというか、全く調整できません。
ONかOFFだけです。
弱めようとすると燃焼不良を起こすだけですのでご注意ください!

ソフトスタートは安心安全でとても楽に着火できるのでオススメです!

プレヒートバーナーを使って豪快にプレヒートするのも良いですが、今回のような燃料用アルコールでプレヒートする方法だと、

  • プレヒートの炎が上がりにくい
  • プレヒートバーナー使用で空気圧の低下による着火時の炎上の確率を下げる
  • アルコールの燃焼するまで燃やせばいいので、プレヒート時間が一定になり着火を安定させることができる
  • アルコールが燃焼している間は何もしなくていいので、プレヒートバーナー使用時のように空気圧が下がり追いポンピングするなどの手間が不要なので、プレヒートだけじゃなく作業も“静か”

など、プレヒートバーナーを使う方法より簡単で確実な印象がありました。
私はソフトスタートで着火する方法が基本で、極寒などでソフトスタートではプレヒートできないという時はプレヒートバーナーを使うことになりそうです。

私は東京の災害時に使ったり、1〜2月の極寒期はキャンプをしない方向なのでソフトスタートだけで良さそうです。
日本全体で見ればHK500使用者の80%以上(気持ち的には99%)はソフトスタートで行けるのではないかという印象があります。

豪快にやるんだ!という人にはオススメできませんが、簡単で確実に着火したい!楽したい!という人にはオススメの着火方法だと思います。

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「災害に備えたい!」 そんな妻の一言からスタートした防災計画。 仕事の都合でたまたま東京23区に住むことになった私が東京都23区に合う防災グッズを探していきます。 便利も不便も楽しめる小学生と、キャンプは嫌いだが防災には関心がある妻、そして数十年前にやっていた(だけ)キャンプ熱が再発したほぼ素人の私。 2人のために確実・簡単に使えるグッズを集め、防災訓練と称してキャンプに行き、それなりに楽しんでくれてます。 防災訓練と言えども楽しむのは大切だと考えています。 キャンプから見た防災という記事やはありますが、「東京23区の防災スタイル」「東京23区在住者から見た防災」というテーマの記事が少ないと思い、人柱になって綴っていきます。 ロマンよりも簡単確実を取り、ブランドにこだわりません。 また防災しか使えないグッズではなく、キャンプやお花見などのレジャーでも使えるものを探すことで、日常的に防災グッズに触れる機会を提案します。 このサイトを見て「自分ならこうする!」と防災について考えるきっかけ作りを目指しています。