ドライと言っても色々。乾燥には種類があるという話。



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いやあ〜盲点でした。

知っているつもりが勘違い。憶測も含めて書いている当サイトですから当然起こりうることとは言え、お恥ずかしい。

完全な知ったかぶりでした。

先日、フリーズドライについて書いたのですがご指摘受けました。
私にとっては、指摘というよりもアドバイス、啓発活動でしかないのですが。
本当にありがとうございます!

その事についてまとめようと思います。

水が腐る原因だから長期保存するなら水を抜けば良い

含まれる水が腐る原因。ならば水を抜けば腐らなくなるはず。

腐る原因は、水が痛むこと。
食品が腐るというよりも水が腐るというイメージで良いと思います。

腐りにくくするなら、腐りの原因の水を抜けば良い。
乾燥食品(乾物)の基本的な考えはこんな感じだと思います。

食品を乾燥させる方法は主に2つ

フリーズドライとは、フリーズ(冷凍)した食品を真空室に入れると凍った水分が昇華(気化)して乾燥(ドライ)する。完全ドライ食品。

その乾燥方法ですが、現代は主に2つの方法、

  • フリーズドライ:フリーズ(冷凍)し、真空状態にして乾燥(ドライ)
    冷凍させることで原材料の水分は固形の氷になります。
    その状態で真空に入ると、固体から気体に変わります(蒸発)。
    この原理がフリーズドライです。
    高温にさらされないので栄養分やタンパク質などが壊れずに水分だけが飛んでいくのがミソです。
    素材の形や特徴そのままに水分だけを除いた状態で軽くなることが特徴です。
  • エアードライ:空気(エア)を吹き付けて乾燥(ドライ)
    加熱せず、空気をじっくりと時間をかけて吹き付け乾燥させるため、タンパク質や酵素などが壊されることなくそのまま残るそうです。
    いつでもそのまま使える生肉のような感覚。
    エアドライ製法では、水分を完全に飛ばすことはしないそうです。

で行われているようです。
どちらの製法も原料を調理し乾燥させますが、 フリーズドライでは、水分が「昇華(氷が気化)」し、エアードライでは水分は「蒸発」するのが特徴ということですね。

エアードライとは、エアー(空気)を吹き付けてドライ(乾燥)させる方法。ドライヤーの送風乾燥みたいな感じです。水分は少々残ります。

ここまで読むと、より長期保存するならフリーズドライ、野生味溢れる食感を残すならエアードライということになるのでしょうか。

味わいや戻りが全然違うらしい

例えばアルファ化米のブランドの殆どがエアードライなんだそうです。
エアードライを採用することで、戻りが早く、味も良いとのこと。

ですが、時間がかかるそうです。
私はドライフルーツをよく作りますが、ドライフルーツはエアードライになります。
6時間12時間の世界感です。
そうしてできたドライフルーツはとても美味しい。
フリーズドライだったらこういう味にはならないんじゃないかと思います。

フリーズドライは?というとフリーズして真空室に入れて凍った部分を昇華させるという流れを考えると結果が早く欲しい超大手のイメージがあります。
完全脱水なので、とにかくコンパクトにしたい、効率を上げたい時に有効なんじゃないかと想像します。

コストと味わいの世界はとても興味深いですね。

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「災害に備えたい!」 そんな妻の一言からスタートした防災計画。 仕事の都合でたまたま東京23区に住むことになった私が東京都23区に合う防災グッズを探していきます。 便利も不便も楽しめる小学生と、キャンプは嫌いだが防災には関心がある妻、そして数十年前にやっていた(だけ)キャンプ熱が再発したほぼ素人の私。 2人のために確実・簡単に使えるグッズを集め、防災訓練と称してキャンプに行き、それなりに楽しんでくれてます。 防災訓練と言えども楽しむのは大切だと考えています。 キャンプから見た防災という記事やはありますが、「東京23区の防災スタイル」「東京23区在住者から見た防災」というテーマの記事が少ないと思い、人柱になって綴っていきます。 ロマンよりも簡単確実を取り、ブランドにこだわりません。 また防災しか使えないグッズではなく、キャンプやお花見などのレジャーでも使えるものを探すことで、日常的に防災グッズに触れる機会を提案します。 このサイトを見て「自分ならこうする!」と防災について考えるきっかけ作りを目指しています。